生活習慣病予防検診のコースと費用
ここまで「生活習慣病予防検診」をどのような母体が行い、どのような目的で行われているのかをお話してきました。
では具体的な健診内容や費用を、わたしが受診している「一般健診」と「付加健診」で見てみましょう。
受診できる年齢・検査内容・費用
一般健診
対象年齢
35歳以上74歳までの保険加入者が、約4割の自己負担で健診を受けることができます。
検査内容
・問診、触診など | ・血液検査(肝機能、血糖、脂質、貧血、尿酸等) |
・身体計測(身長、体重、腹囲等) | ・心電図検査 |
・血圧測定 | ・胸部レントゲン検査 |
・視力・聴力検査 | ・便潜血反応検査 |
・尿検査 | ・胃部レントゲン検査(バリューム検査) |
※その他、眼底検査(医師が必要と認めた場合のみ)
検査費用
総額18,865円→自己負担額 7,169円(2021年4月時点)
付加健診
対象年齢
40歳と50歳の保険加入者のみが、5割の自己負担で健診を受けることができます。
検査内容
・尿沈渣顕微鏡検査 | ・生化学的検査(総蛋白質、アルブミン、総ビリルビン、アミラーゼ、LDH) |
・肺機能検査 | ・眼底検査 |
・血液学的検査(血小板数、末梢血液像) | ・腹部超音波検査(腹部エコー) |
※2021年4月の時点では、コロナ騒動の影響を受け肺機能検査が行われていません
検査費用
総額9,603円→自己負担額 4,802円(2021年4月時点)
実施機関に費用を確認すると費用が大きく違った
わたしの場合、以下の点で費用を確認する必要性がありました。
- 付加健診が負担軽減対象年齢ではない
- 事業所が移転し、実施機関の区域が大きく変わった
- バリュームがNGのため、胃部レントゲンを外す
胃部の検査に関しては、レントゲンの代わりに他の検査機関で胃カメラを行っています。
返答結果(検査費用)
実際に、健診実施機関3か所へ電話にて問い合わせをしてみました。
3か所は、実施検査項目数・自宅からの交通の便を念頭に選択しました。
問い合わせ医療機関 | 検査内容 | 支払い総額 |
居住区内にある医療機関A | 一般健診(胃部レントゲン除く) +付加健診(肺機能検査除く) |
11,332円 |
居住区内にある医療機関B | 一般健診(胃部レントゲン除く) +付加健診 |
13,410円 |
他区にある医療機関C | 一般健診(胃部レントゲン除く) +付加健診 |
16,772円 |
医療機関Aは、肺機能検査に関してはコロナ絡みで当分実施しないと明確な答え。支払総額も肺機能検査を除いた内容で答えて頂きました。医療機関の性質上、ここの費用設定をベースにできると考えました。
医療機関Bは、肺機能検査に関しては現時点では実施していないが検査時には再開している可能性はありとの答え。この医療機関もやりとりをする中で、医療機関Aと近い費用設定と感じました。肺機能検査を行えない場合は、その分費用を差し引くということでした。
医療機関Cは、医療機関Bと同じ検査内容で3000円強の費用高。その点を突っ込んで聞いてみると「対象年齢以外は実施機関の裁量」という答えでした。