老後の趣味は50代から始める
日本国民の平均寿命は年々伸びています。
「人生100年時代が到来する」と考えれば、高齢期・シニア世代の方々は寿命を迎えるまで「趣味や娯楽」を長い間楽しむことができるかもしれません。
ただし残念ながら、それには条件があります。
それは、寿命を迎えるまでできる限り長い間、健康でいるという条件です。
平均寿命と健康寿命にはギャップあり
男性81.41歳・女性87.45歳が、令和元年(2019年)時点の日本国民の平均寿命です。(厚生労働省・令和元年簡易生命表より)
一方、平成28年(2016年)時点の健康寿命(健康で生活できる期間)は男性72.14歳・女性74.79歳です。(公益財団法人生命保険文化センターより)
比較する年度が違いますが、平均寿命と健康寿命の差はおおよそ男性で9年弱・女性で12年強あります。
65歳で仕事をリタイアし、’ さぁ趣味三昧の生活を送ろう!’とするとして身体が健康でいられるのは男性で約7年、女性でも約10年ということになります。あくまでも平均値ですが。
ならば老後の趣味は50代で始めよう
身体が健康でいられるのは65歳定年後、男性で平均約7年・女性でも約10年、考え方によっては好きで始めた趣味を満喫し終えない場合もあるということです。
それゆえ「長く続けられる趣味・娯楽を始める」ということが、高齢期に備えて大切だと思う取り組みの一つなのかもしれませんね。
わたしの知人は、50を過ぎてドラムを叩き始めました。
時間をやりくりしながら、音楽教室に通い・レンタルスタジオで練習を重ねています。
叩き始めてからすでに3年以上が経過しましたが、’やっと初級者の域を超えた’という習得度のようです。
わたし自身は文鳥を飼い始めました。
文鳥の寿命は8年から10年、大事に育てれば10数年生きる文鳥もいます。
定年後から健康寿命までの期間では、育てきれないことも考えていました。
ある人は社会にて、ある人は家庭にて数十年一生懸命やって来て手に入れた「自由な時間」。
ここまできたら「やりたいことをやろう」というのはいかがですか。
そのために高齢期予備軍の50代から「自由な時間の使い方」の助走を開始してはどうでしょう。
老後の趣味を50代から始めて健康寿命を満喫する|むすび
仕事からリタイアした後、いきなり自由に使える時間が手に入ります。
その時に何をするのか?
老後の資産形成準備と同様、老後の趣味に関しても早い準備がより大きな成果をあげることにつながります。
次の人生、セカンドライフに向かって楽しい計画を立ててみましょう。
老後の趣味は50代から始めて健康寿命を満喫!でした。