五十を過ぎてドラムを習いだした妻。
いつしか口を開けば、彼女はこう言うようになりました。
’プライベートスタジオがあったらなぁ’
仕事をお願いする建築家を決めたわたしたち。
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012. こんにちは、杉浦さん。
プライベートスタジオを収納する建物の設計を、建築家の杉浦充さんにお願いしました。趣味:音響・音楽鑑賞・楽器 、狭小地建築の経験: 多数、RC造の経験:豊富 、コスト感覚:多くの場数を踏み対応力あり 、人となり:誠実 。これらが決めてでした。
スタジオ建築の具体的な一歩を踏み出しました。
充総合計画一級建築士事務所の杉浦代表と現地調査をしてきました。
※文中に示す値や内容は、わたしたちがスタジオを作成してく過程で学んだことです。それぞれの分野に対し、わたしたちはあくまでも素人です。誤った数値や、解釈違いの内容があるかもしれません。ご了承お願いいたします。
建築家と見る、現地調査
この日の調査で、わたしたちは5度目の現地訪問。
今までも周辺を歩き回り、家屋の中も確認し、それ以上どんなことを知ることができるのだろうかと楽しみに出かけて行きました。
地形を見る
約束の時間より少し早めに到着し、隣接する公園から下方の人の行き来を眺めていました。
2つある最寄り駅のどちらを使ってもまず間違いなくこの道に出ることになり、杉浦さんもここから現れるものと思っていました。
それが思いもよらず、右上方階段から降りてきた杉浦さん。
この後、杉浦さんから周辺の宅地造成の方法を大まかに伺うことができました。
その話の中には、妻が考えていたこととは異なっているものもありました。
地盤のことを注視していた彼女には、参考になったと思います。
敷地を見る
その日初めて、レーザー距離計による敷地の測定図を杉浦さんにお見せしました。
この測定図は、土地の仲介をしてくれた不動産会社から事前にもらっていたものでした。
敷地をご覧になった後、
後日、測量会社を紹介していただくことになりました。(※費用も聞いて頂きました)
道幅を見る
これはセットバックに関する確認です。
購入した土地は2方向で道路に面していますが、そのうち1方向の道幅が4mに達していません。
狭あい道路の拡幅整備のために新規建築の際には、道路の中心線から片側2mまでは建物を作れない決まりになっています。
これまでも、前述の不動産会社からセットバックの必要性や幅に関してはしっかり説明を受けていました。
その上で、杉浦さんにもセットバックに関する見解を聞いてみました。
後日、測量時にセットバック幅も測ってもらうことになりました。
家屋の現状を見る
家屋の中に入りました。
杉浦さんは、この超狭小地に立つ家屋の屋内感をイメージしているようでした。
わたしたちは、この現況家屋の解体のことを聞いてみました。
すでに不動産会社の配慮で解体費用の見積もりをいくつか取っていましたが、正直その費用の妥当性をわたしたちは計りかねていました。
杉浦さんはその見積書にざっと目を通すと、
ネットの口コミなども、どこまで信用してよいものやら。
あくまでも ‘ 条件が合えば、よかったら ’ という姿勢の杉浦さんのお言葉に甘えさせてもらいました。
後日、測量会社を紹介していただくことになりました。(※費用も聞いて頂きました)
景観を見る
家屋の2階の上がってみました。
道路に面した2方向の窓をギシギシと杉浦さんは開けました。
わたしたちは今まで何回か2階に上がってはいましたが、窓は開けていませんでした。(触る気がしなかった)
坂を下った場所に敷地があるため、逆に家屋の2階の窓からはこの坂が目の前に大きく広がって見えます。
ちょっと盛っていますが、例えばこんな感じ。(この画像は借り物です)
この南側の窓から見える景色を考慮した、設計を考えて行くことになるかもしれません。
そのほか・側溝などなど
そのほか、わたしたちからいろいろなことを質問しました。
例えば、側溝のこと。
今まで妻もわたしも、側溝に面した家屋に住んだことがありません。
そんなことまで聞いていました。
その道のプロとの現地調査では、大きな収穫があった
土地の購入前後に、何度も現地入りして確認を重ねてきたわたしたち。
購入した土地を仲介してくれた不動産会社も、わたしたちにいろいろな情報を提供してくれていました。
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009. プライベートスタジオを作る土地をついに購入!
ドラムを叩けるプライベートスタジオを作るための土地をついに購入しました。土地の購入費以外に、不動産会社への仲介料・司法書士への手数料(登記代含)・固定資産税の按分・往復の交通費の費用がかかりました。
その上で、今回の現地調査でどんなことを知ることができるのだろうかと楽しみに出かけて行きました。
建築家・杉浦充氏と一緒に行った現地調査。
目視中心の調査ではいかにその道のプロと言えども、話せることは限られたと思います。
しかしわたしたちは、この調査で得たものがありました。
それは、この建築家と一緒にこれから夢を叶えて行くという安心感と期待感を感じることができたこと。
そろそろ、解体工事を進めなくてはいけません。
※文中に示す値や内容は、わたしたちがスタジオを作成してく過程で学んだことです。それぞれの分野に対し、わたしたちはあくまでも素人です。誤った数値や、解釈違いの内容があるかもしれません。ご了承お願いいたします。