五十を過ぎてドラムを習いだした妻。
いつしか口を開けば、彼女はこう言うようになりました。
’プライベートスタジオがあったらなぁ’
地盤調査が始まり、心は地盤改良のことに移ったわたしたち。
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027. 雨の日の地盤調査は結果に影響する?
地盤調査が始まりました。ふと一つの疑問が頭に浮かびました。地盤調査は雨の日に行っても支障はないの?地面がびしょびしょだと、結果も悪い方向に出そうな気がします。この素朴な疑問を調べてみました。
地盤調査の結果次第では地盤改良という、これもお金のかかる工事をしなくてはいけなくなるかもしれない。
戦々恐々の心持の中、妻がポロリと言いました。
今回は「地盤調査の結果と今後のこと」について、建築家の杉浦さんと妻が交わしたやりとりをちょっとだけ紹介します。
※文中に示す値や内容は、わたしたちがスタジオを作成してく過程で学んだことです。それぞれの分野に対し、わたしたちはあくまでも素人です。誤った数値や、解釈違いの内容があるかもしれません。ご了承お願いいたします。
地盤改良の費用について
わたしたちが購入した土地付近で行われた、いくつかのボーリング調査の結果(公開されている5つの地点)をもとに地盤改良の費用を妻が杉浦さんに尋ねています。
そのうちの1地点(④とします)が、わたしたちがプライベートスタジオを建てようとしている土地と地形が近いんではないかと言う仮定で話をしています。
>RC2階建…11mくらいまで杭が必要→改良300万円コース
話は建物の構造へと
地盤改良の費用によってはオールRC造をあきらめ、RC造と木造の混構造の可能性を妻が杉浦さんに聞き始めています。
現時点では、費用的には総RC造とまだ同程度で可能ではないかと踏んでおります。理想としては屋根だけ木造にして荷重を抑えて、できるだけRC部分を残せたらとも思います。
ただもう一つの懸念材料として、防音材の荷重のことがあります。荷重が500㎏/㎡ ありました。地盤の状態によっては、この荷重のことで混構造が前提になってしまう可能性もあります。
建築総予算に及ぼす地盤改良費の影響
地盤改良の費用が当初考えていた金額よりも高くなってしまうかもと心配し始めた妻。
プライベートスタジオ作り自体が可能なのかが不安になってきました。
建主さんのこの気持ちがあれば、設計者としてもあらゆる可能性を検証し粘り強く関わりたいと思います。
実際の地盤の調査結果がない事には正直断言はできませんが、11mまで小口径鋼管杭を打つことになっても、優先順位を詰めていけば実現できると考えております。
毎回、地盤の状態が分かって土地が買えるとこのような悩みや手間が無くて良いのになと思います。今回は建物がありますが、更地の場合や旧建物が使えない場合は、解体のうえ、地盤調査まで行って売りに出されるべきだと思いますよね… 購入後の費用が大きく変わるものですので…。
「地盤調査の結果と今後のこと」について、建築家の杉浦さんと妻の間でこのようなやり取りが交わされたのでした。
おわりに
解体工事に続いて地盤調査と、見えない敵とわたしたち二人は戦っている感があります。
このやり取りの最後に杉浦さんが言われた「更地の場合や旧建物が使えない場合は、解体のうえ、地盤調査まで行って売りに出されるべきだと思います」と言う言葉が本当によくわかるようになってきました。
設計プランの第一回目のプレゼンテーション日が決まりました。
その頃には、地盤調査の結果も出ているのでしょう。
ベストとは言いません、ベターな結果が出ていることを願っています。
※文中に示す値や内容は、わたしたちがスタジオを作成してく過程で学んだことです。それぞれの分野に対し、わたしたちはあくまでも素人です。誤った数値や、解釈違いの内容があるかもしれません。ご了承お願いいたします。