五十を過ぎてドラムを習いだした妻。
いつしか口を開けば、彼女はこう言うようになりました。
’プライベートスタジオがあったらなぁ’
地盤調査が終わり、調査結果と設計のファーストプレゼンを待つことになったわたしたち。
7月の梅雨の合間、充総合計画一級建築士事務所を訪問してきました。
この日の話は、
- 地盤調査結果と地盤改良の方向性。
- 設計案1stプレゼン
- 契約を含めた今後の話
という三本立てでした。
前回は設計案1stプレゼンを報告しましたが、今回は契約を含めた今後のことについてどういう説明があったのかを話します。
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030. 1st 設計案!スタジオと居住空間の両立をめざす
建築士事務所から設計案の提示を頂きました。ドラムの演奏と居住の両立をめざす、すばらしい設計案になっています。しかし予算との兼ね合いもあり、何を優先し何を削るのかの取捨選択しなくてはいけません。
※文中に示す値や内容は、わたしたちがスタジオを作成してく過程で学んだことです。それぞれの分野に対し、わたしたちはあくまでも素人です。誤った数値や、解釈違いの内容があるかもしれません。ご了承お願いいたします。
設計費
設計案の1stプレゼンを聞いた後、充総合計画一級建築士事務所との契約の話になりました。
そこでまず頂いたのが、見積書(業務報酬費用)です。
業務報酬費は大きく分けて以下の項目からなっています。
- 調査企画業務費
- 設計業務費
- 工事管理業務費
- その他の業務費
調査業務費
調査業務費とは、事務所代表の杉浦さんと現地調査を行ったことから始まり、敷地のある行政の法令にもとづいてどういう設計が可能かを検討する費用と考えています。
- 法令、官公庁調査
- 現況調査
- 建築計画
実際に契約を結び、無事建築が終了した際にはこの費用は削除される形になっていました。
設計業務費
調査業務費は、大まかに分けて「基本設計」と「実施設計」の費用から構成されていました。
- 基本設計
- 実施設計
基本設計は施主との確認、実施設計は施工会社との確認のための図面作りと理解しました。
工事管理業務費
施主は実際の建築施工に関しては、建築事務所とは別に施工会社と契約を結びます。
この費用は言葉とおり、工事が設計図書どおりに施工されているかを施主に代わって建築事務所に確認管理してもらうための費用ですね。
その他の業務費用
上記以外のその他の費用としては、
- 確認申請
- 地区計画届
- 中間検査・申請
- 完了検査・申請
確認申請は「法令を順守している設計になっているか?」を検査機関に申請すること・地区計画届とはまちづくりのルールを守られている旨を地元行政に届けること
中間検査とは「特定工程」がある場合に事前に検査を受けること・完了検査とは建築が終了した際にもう一度「法令を遵守した建物ができたか」を検査してもらうこと。
わたしたちのプライベートスタジオの場合、「鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、その他これらに類する構造」が特定工程に当たるようです。
設計契約書
設計費用の見積書と共に「設計契約書」です。
設計契約書には以下のようなことが書かれていました。
- 業務内容
- 業務経費総額
- 業務内容、期間及び経費内訳
- 業務経費の支払い
- 特約事項
上三つは見積書に書かれていたことの確認、「業務費用の支払い」は費用を支払うタイミングの確認、特約事項は空白でした。
建築費用が分からないと契約ができない
ここまでかかった費用は、
- 登記も含め、土地購入にかかった費用
- 現況家屋を解体し、更地にした費用
- 測量費用
- 地盤調査費用
そこに、建築士事務所の費用が加わりますが、そのほかの費用が把握できていません。
設計案の1stプレゼンを頂いたあとで、スタジオ部分の作成をお願いする音響設備メーカーに図面をもとに費用の確認をしました。
ななんと、以前聞いていた費用より大幅な費用の上乗せを妻は聞かされたようです。
急きょ、建築士・設備メーカー・施主の3者が、顔を合わせて話し合いをすることになりました。
その際に、家屋部分の建築費のことを杉浦さんに確認をすることになりました。
建築士事務所との正式契約には、まだまだ時間がかかりそうです。
※文中に示す値や内容は、わたしが妻とスタジオを作成してく過程で学んだことです。それぞれの分野に対し、わたしはあくまでも素人です。誤った数値や、解釈違いの内容があるかもしれません。ご了承お願いいたします。