白文鳥のひな「ぴより」がやって来て早4日。飼育に関して現在の悩みどころは、ケージ内の温湿度管理。ここをどううまくやるかを試行錯誤しています。特に就寝時間帯の温度管理です。
就寝時間中にはケージ内の「温湿度管理」のほか「暗闇管理」も必要なことを知りました。共に小鳥たちが安心して眠ることのできる環境作りだということです。ただ、この双方のバランス取りが飼育初心者のわたしにはまだうまくできません。
いろいろと試してみて、まず「おやすみカバー」なるものを購入してみました。この経緯と商品を使ってみての感想をお話します。
今日はこんなお話をしたいと思います。
- 暗闇を作るために段ボールを被せてみたのが間違いだった
- ホーエイ「おやすみカバー」を購入した
- 自分の勝手な思い込みで温度管理を誤った
- サーモスタッドを試してみることにした
毎日が失敗の連続です。しかし「ぴより」は生き物。度重なる失敗は許されません。今回、わたしが犯した過ちが参考になればと思います。
暗闇を作るために段ボールを被せてみたのが間違いだった
これが現在の昼間の飼育環境。これからレイアウトやケージ内に入れるものも変わってくると思いますが、今はこの環境をベースにしていかに「ぴより」にとって過ごしやすい条件を出していけるかを考えています。
昼間はケージ内で過ごします
「ぴより」はうちに来た初日にはパーチにしっかり止まっていましたし、ケースから出してもよく飛んでいましたので、昼間のうちはケースからケージに移すようにしました。
ケージ「イージーホームクリアバード35」の内側にマルカンの保温電球40Wを設置した上で、ケージ専用のクリアカバーを被せた状態が基本環境になりました。温湿度計はケージ内に入れてあります。
クリアカバーを閉め切るとケージ内温度が思いのほか上がってしまうことがあるため、そういう時は保温電球側だけはカバーをめくり上げています。エアコン24℃前後にセットして、この状態でケージ内はほぼ30度前後をキープできるようにしています。
就寝時間中はケースごとケージ内で入れています
そしてこれが夜間、就寝時間帯の環境。「ぴより」をケースに移動させ、そのままケースごとケージに入れ直します。この上からクリアケースを被せていました。濡れタオルは湿度を上げるためにケースの上に乗せています。
保温電球はつけっぱなし、エアコンの温度を多少上げた状態でやはりケージ内の温湿度計は30前後を表示するようにしていました。
しかしこの環境では「ぴより」の成長に不足しているものがあります。熟睡するための暗闇です。最初は部屋の灯りを落とし、わたし自身はデスクライトだけで行動をしていました。が、光は漏れるしこちらも目に良いとは言えません。
ケージの上から段ボールを被せてみたら、とんでもないことに
そこで、段ボールをクリアケースの上から被せてみました。念のため通気口はこのように開けました。
しばらく経って様子を見てみると、温度計が37℃を示しています。「ぴより」は口を開けて激しく息をしています。これはいけない! 急ぎ、ケージ内温度を下げる処置をしました。この時は、わたし自身、本当に生きた心地がしませんでした。
ホーエイ「おやすみカバー(タイプA)」を購入しました
やはり素人考えはダメだと思い、うちで使用しているケージに合う就寝時間帯用のケージカバーを探しました。
「イージーホームクリアバード35」には専用のものがありません。ネットで調べたところ、ホーエイ「おやすみカバー(タイプA)」が使用できることが分かりました。
ホーエイ「おやすみカバー」の良いところ
注文して次の日に商品が届きました。アマゾン経由で「ドリーム ウズラ大学」さんでの購入になったのですが、このお店からは今回で2日目。手配も迅速ですし、梱包もとてもしっかりしています。これからもお願いしていきたいお店だと感じます。
ゆったりサイズで、ケージ外に器具を付けていても支障にならない
この布製のカバーは専用ではないだけにすそがとてもゆったり。前述のクリアケースは専用だけにぴっちりで、保温電球のコードほかケージ外に装備をつけた状態では閉まりづらいので、このゆったり感は逆にありがたいと思うほどです。
裏地の黒色布で遮光性が高そう
裏面には黒い布が縫い付けられているので遮光効果も高いと思われます。ただ、ケージの持ち手を外に出すために天面に穴が開いています。そのためにわたしはタオルを乗せて光が入らないようにしています。
ネットに入れて洗濯ができる
しょちゅうすることはないと思いますが、飼育環境を清潔に保つ上では気軽に洗濯ができるのは必須だと思います。
ホーエイ「おやすみカバー」の予想外だったところ(わたしの勝手な思い込み)
ああ、これで「ぴより」もぐっすり。と思いきや、ここでも誤算が生じました。
保温性が高いのか、ケージ内の温度が思いのほか上がってしまう。
ゆったりと十分に覆うためか、保温性の高さなのか、保温電球をつけるとケージ内温度がかなり上がってしまうのです。布団を被せるのと同じことですから、当たり前のことなのですが。
そのことに気付き、カバーを被せたその夜は心配で心配で夜間に数度起きて温度調節をおこないました。やはり、あの「ぴより」の大きな息遣いが頭に焼き付いています。
「ビニール製+ぴったり=暑い、布製+ゆったり=風通しが良い 」と勝手にわたしは考えていました。本当にわたしの思い込みでした。
サーモスタッドを購入することに
クリアケースで夜間を過ごしていた時は、音を立てずに温湿度計を確認することができました。しかし、このおやすみカバーではできません。「ぴより」もカバーを開けられるたび迷惑でしょう。わたしも夜間に何度も起きるのは翌日かなりこたえます。
結局、温度調節のためのサーモスタッドをネット注文しました。お互いの健康が保つのに役立ってくれることを願います。
今回お話したホーエイのおやすみカバーですが、購入したこと自体はとても良かったと思います。この記事も深夜に書いていますが、このカバーのおかげで灯りをつけることができていますから。
生き物を飼うことの責任と喜びを感じながら、「ぴより」との生活を続けています。