昨日(12/18)、令和3年度下期 第2種電気工事士の技能試験を受けてきました。
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第2種電気工事士の資格を取る!ーこの資格に決めた2つの理由
資格を取ることにしました。高齢者の仕事探しに直結するもの・独学、かつ普段の生活の生活を大きく犠牲にせず取得可能な資格として第二種電気工事士を第一候補にしました。
試験は、とりあえず 結線は終了させた という状態で終わりました。
難問ではありませんでしたが、時間はギリギリ。
この技能試験の合格発表は、来年1月28日に発表される予定です。
前日の準備
試験前日には持ち物の確認。
会場に持ち込んだものは以下の通りです。
- VVFケーブルストリッパ
- ペンチ
- +ドライバー
- -ドライバー
- ウォーターポンププライヤー
- 圧着工具
- 電工ナイフ
- ケーブはずし
- メジャー(カナザシ・巻尺・布尺)
- クリップ
- マーキングテープ
- 絆創膏
- タオル
工具類はほぼホーザンの「電気工事士技能試験工具セット」ですが、+ドライバーだけは普段から使い慣れている工具に取り替えていました。
持ち込んだメジャー類が多いと思われる方もいらしゃると思います。
カナザシはねじ止めや被覆剥きの際の裸線の露出幅を図るために使いやすく、練習の時から重宝していました。
巻尺は、ケーブの長さ確認の際にメーターを図れるものがあった方がよいだろうと思ったので持ち込みました。
実際VVF1.6㍉2芯ケーブルは1.6M1本で支給だったので、持ち込んでよかったと思いました。
そして布尺。
練習の際はできる限り部材を節約するために指定距離を短くしてケーブルを使い、その長さは手のひらや指の長さを使って測っていました。
本番では手のひらや指の長さでは逆に測りづらい、長物(250㍉~)も出題される可能性があるため、念のため布尺も持って行ったのです。
しかし、この布尺の取り扱いに関して試験後、とても後悔することになるのです。
当日家を出てから試験開始まで
試験開始時間は11時30分、ただし40分前には説明開始
試験自体は11時30開始なのですが、事前の説明ならびに電工部材の確認をするために40分前の10時50分に集合と受験票に記されていました。
わたしは余裕をもって、集合の1時間以上前に試験会場に到着するように自宅を出ました。
試験会場はちょっと行きにくいところ
試験会場は都内湾岸地域、会議・研修場、イベント・展示会場が集まるところ。
自宅からは距離は遠くはないのですが、電車の乗り継ぎのとても悪いところなので、わたしは電車とバスで行く予定を立てました。
バスは始発からほぼ終着まで乗ることになり、大幅なバスの遅れも考慮して1時間以上前に到着するようにしたというわけです。
集合1時間20分前に到着、すでに多くの受験者あり
土曜日の早朝ということもあり、バスに大幅な遅れは生じず集合1時間20分前には会場に到着。
ちょっと早く来過ぎたかと思いましたが、会場内エントランス近くにはすでに多くの受験者が集まっていました。
この寒さの中、会場の外で待たされたらたまらなかったでしょうが、建物内でテキストに目を通しながら入室開始を待ちました。
結果的に少し早いかなという時間に家を出て正解だったと思います。
筆記の時もそうでしたが、第二種電気工事士の試験は受験票を忘れても自己確認ができる証明証をもっていれば試験会場本部で代替手続きをおこなった上で受験をすることが可能です。
そんなことは起こしたくないですが、もし受験票を忘れてしまった場合でもこれだけ余裕をもって会場に到着していれば、精神的にも落ち着いて次の行動が取れます。
試験の説明と電工部材の確認
予定通り、試験開始40分前から試験の説明と電工部材の確認が始まりました。
試験の説明は、この後の進行や退出手続きなどの話。
続いて問題用紙と電工部材が配られましたが、もちろん問題用紙は開くことはできません。
問題用紙の表書きの支給部材一覧にもとづいて電工部材を確認していくのですが、この時点で問題用紙から5極端子台の説明図が透けて見えていました。
問題番号までは思い出せませんでしたが、すぐに200Vコンセントの問題だということは分かりました。
アウトレットボックスなし、PF管ならびにねじなし管の使用なし。
13ある候補問題のうち難関問題は避けられたという安堵の気持ちよりも、これは絶対に受からなければいけないという逆のプレッシャーがのしかかってきました。
時間はギリギリ、見直しも最小限
11時30分試験開始。
前述のとおり、候補問題の予想がついた時点で、どこから手を付けるかを頭の中で確認をしていました。
問題文、特に結線の仕方をよくよく確認して、複線図の作成に取りかかり。
ウォーミングアップに電源や施工省略部分のケーブルをまず作ってしまい、その後、ランプ→スイッチ・コンセントと続き100V部分をまず完成させる。
終了10分前には全ての結線を終了させて、残りの時間を見直し当てる。
そういうプランでした。
それが、そううまく行かないのです。
絶対に受からなければいけないというプレッシャー、周りの音。
結局すべての結線が終わったのが、4分前。
抜き差し程度は直せても、切断・付け直しという作業は難しい見直し時間。
とりあえず配線だけは再度確認をし、形を整えたところでタイムアップとなりました。
欠落がないことを祈る
試験終了後周りを見渡すと、わたしの作成品以外は「テキストに載っている写真」のような出来栄えばかり。
そして多くの受験者の涼しい顔。
仕上がりは汚いものの、欠落がないことを祈るしかありません。
会場の雰囲気にのまれ、自分で自分にプレッシャーをかけ、精魂尽き果てた40分でした。
普段やらないことはおこなわない方がよい
配線や結線など基本的な欠落がなかったことを祈りながら帰路に着いたわけですが、そのバスの中。
’ あっ ’
冷や汗が噴き出てくるようなことに気づいてしまったのです。
練習時にケガをして指に巻いていた絆創膏がはずれている。
布尺を机に止めるために使用したマスキングテープの一端がなくなっている。
衣服のポケット、工具入れ、そしてかばんの中。
どこを探しても見当たらない。
作品に不要なものが付いていた場合、欠落となる と「独学のオキテ」にも書いてありました。
絆創膏はしょうがないとしても、マスキングテープをなぜ使った!
帰りのバス・電車の中では後悔・後悔・後悔、そして後悔でした。
結果は40日後。
それまで悶々とした日が続きそうです。