文鳥を英語ではなんというかご存じですか?
Java sparrow、Java rice sparrow、paddy bird などと言うようです。
大地の恵み ボタニカルヨーロピアンブレンド(文鳥用)。この長い名前の製品は、わたしが現在、白文鳥の「ぴより」に食べさせているミックスシードです。
この餌は、「ぴより」を迎えにいったペットショップの薦めで購入しました。文鳥飼育初心者のわたしは、「文鳥用」という餌はどんなものが配合されているのだろうかと自宅に戻ってしげしげと製品説明を読んだ覚えがあります。
メーカー「コジマ」のサイトにはこんな風に書かれています。
自然下の鳥類の食性を考慮して、粟・稗などの穀物を主とし、野菜・ハーブを文鳥に合わせてブレンドしました。英名ではジャパニーズライスバードと呼ばれるほどの文鳥が大好きなお米も配合しています。嗜好性抜群で食べ残しが少なく、栄養バランスに優れたフードです。
これがわたしと「文鳥を英語で言うと?」との出会いでした。
水田周辺に生息する鳥
ジャパニーズライスバードという言葉を知ったわたしは、知ったかぶりをしてこのことを家内に話しました。
わたしの言うことはまず疑ってかかる(笑)家内は ’ホント?’と返してきます。そこでスマホで調べて見せようとすると、この英語表現が見当たりません。そこで知ったのが前述の「Java sparrow~」です。
Javaとはインドネシア・首都ジャカルタのあるジャワ島のこと。文鳥はこの島が原産なのですね。そのため、まず「Java」とつきます。「sparrow」はすずめ。ジャワ島のスズメという表現が英語圏ではよく使われているようです。
では「rice」と「paddy」。
riceは、ご存じお米です。ミックスシードの商品説明にあった「ジャパニーズライスバード」を目にした時には、お米をついばむ ’可愛らしい小鳥’をイメージしました。
一方、paddy birdという表現。paddyは「水田」という意味です。paddy birdという英語表現をそのまま訳すと ’水田周辺に生息する鳥’ となります。先ほどの ’可愛らしい小鳥’ とは違った意味が出てきそうだなと思わず感じます。
生息する国によっては、文鳥は「コメなどの食物を荒らす」害鳥として駆除されてきた歴史もあるようです。
「文鳥を英語で言うと?」―わたしはこれまで思い込んできたように ‘お米をついばむ可愛らしいスズメ’ と呼んでいこうと思います。
生き物を飼うことの責任と喜びを感じながら、「ぴより」との生活を続けています。