白文鳥の「ぴより」の成長日誌&飼育情報

文鳥が噛むのはどんな時?

白文鳥の「ぴより」との生活を始めました。飼育に関して分からないことは調べて調べ、なんと対処しています。わたしには「知っている」ということはほとんどなく、一方的に「聞きたい」ことだらけなので、Q&AからAを除いて「ぴよりQ」のコーナーとしました。

今回は、文鳥が噛むのはどんな時なのか?という疑問です。

我が家の白文鳥「ぴより」は、最近よく噛むのです。

以前からも噛んでいたのでしょうが、噛む力も弱く、気にならなかったのかもしれません。

Oji
ご覧のとおり、痕がしっかり残るほど強く噛まれます。

早速、調べてみました。

今回の疑問に対する答えには、‘ へーっ ’ と思いもよらぬものもありました。

文鳥が噛む理由:時期によるもの

文鳥が飼い主を噛んでくる理由の一つは、時期的なものがあるということです。

幼鳥期ーくちばしで生活環境を確認していく

人は、生後1年ほど経っても視力は0.1にも満たないそうです。そのため乳幼児は直にモノに触ったり、時には口に入れたりすることで自分の置かれている環境を確認しながら成長するということです。

文鳥もそれは同じ。人間の赤ちゃんよりは早くモノが見えるようになりますが、幼鳥は手の代わりにくちばしでいろいろなものを触りながら、ついばみながら環境を確認していくのでしょうね。

ちなみに文鳥の雛は生後2週間ほどでモノを判別できるになり、3週間ほどでしっかり見ることができるようです。

「ぴより」を迎えに行ったペットショップでは生後3~4週間で店頭に出すという話でしたから、雛たちもこちらのことも見えていたということですね。

Oji
そういえば、数羽いる雛の中で「ぴより」を選んだのは、「ぴより」が家内に飛びついて来たからでした。

幼鳥が成長過程で飼い主を噛むことはほほえましいのですが、これが力強さを増す若鳥となると話は少し変わってきますね。思いっきり痛いですもの。

換羽期ー疲れてイライラしてつい噛んでしまう

換羽は、文鳥にとって年間の大イベント。1年間一生懸命使った羽を、新品に取り替えます。

全身を覆った羽を取り換えるのは、とても体力を使います。大変疲れることでしょう。

疲れた時はイライラして、飼い主に当たってしまうこともありますよね。わたしも余裕がない時は、人に当たってしまうことがあります。

そう考えると、我慢してあげなければいけないと思うのですが・・。

文鳥が噛む理由:性格によるもの

文鳥が飼い主を噛んでくる理由の一つは、性格的なものもあるようです。

文鳥はもともと、気が短い・怒りっぽい鳥と言われています。

Oji
文鳥を飼い出して半年あまりが経ちますが、文鳥は寂しがりやな鳥だなぁと思うようになりました。

飼い主の気を引きたいがばかりに噛んでしまうー自分を見て、見て!

一番わかりやすい例が、スマホをいじっている時。

スマホの画面の上に乗ってきたり、鳴いたり、噛みついてきたり。

自分の相手をしてくれない飼い主に怒り、注意を引きたいのでしょう。

‘こっちを見て、見て’というように。

わたしは「ぴより」のこんな姿を見て、怒りんぼというよりも、寂しんぼと思ってしまいます。

文鳥が噛む理由:習慣によるもの

実はこのことは家内に言われました。

‘羽繕いをしてくれようとしてるんじゃない?’

相互羽繕いが噛んでいると思われる

我が家の白文鳥「ぴより」も、しょっちゅう羽繕いをしています。

羽繕いをする理由は主に、

  • 身体衛生上
  • 精神衛生上

にあります。

身体衛生上の理由で羽繕いをする

自分の羽についた汚れや寄生虫を取り除いて、健康状態を保つために行う羽繕いです。

それでも取り切れない部分をお互いにカバーし合うために、相互羽繕いを行うそうです。

Oji
鳥に限らず多くの動物の中でも、羽繕い・毛繕いは行われます。グルーミングなどとも呼ばれていますね。

精神衛生上の理由で羽繕いをする

これは意外なことだったのですが、身体を衛生的に保つという理由以外にお互いの絆を強くするために羽繕いを行うそうです。

汚れや寄生虫を取り合ったりするだけでもお互いの距離は縮まりそうですが、大丈夫、大丈夫と肩を叩くような意味合いもあるというのです。

Oji
人のように多くの言葉を話さず、多くの感情表現の方法を持たない文鳥たちは、一つの行動に多くの意味を持たせるのだなぁ。

野生では集団で生活する文鳥。よかれと思って飼い主に対して行う羽繕いが  ‘噛んでいる’ と思われたら、文鳥も心外でしょうね。

本能に目覚め、人に触られることを嫌がって噛む

習慣的と言うよりは、本能的と言った方が良いでしょう。

実はこの理由はあまりに以外で、そしてあまりに当てはまるような気がしました。

  1. 文鳥をケージから外に出し、長く飛び回らせている→
  2. 次第に野生の本能に目覚める→
  3. 手乗りから離れていく→
  4. 手の上ではなく、肩や頭の上に止まることが増える→
  5. 人に触られたりすることを嫌がり、場合によっては噛みつく

思い当たる節があります。

夜のケージ内掃除。

以前は掃除を終わらせ「ぴより」をケージに戻しおやすみカバーをかけてから、わたし自身の夕食を取っていました。

それがここひと月ほど、掃除を済ませた後「ぴより」がケージ内に戻ろうとしない場合、放鳥したまま食卓に向かうということをしています。

Oji
もともと戻りたがらなかったのですが、大きくなるにつれより戻せなくなりました。

もちろん部屋は閉め、危険なものは部屋の外に出して行きますが、その時間は1時間を超える時もあります。

以前から頭の上に止まることは多かったのですが・・・。(わたしの顔はあまり出したくないので画像は絵画っぽく加工してあります。)

我が家の白文鳥「ぴより」は野生化しつつあるのでしょうか。手のひらにも潜り込んでくる可愛いところもありますが・・。

飼い主との序列をつけるー力を見せつけるために噛む

この理由も以外でした。

文鳥の中には、自分と相手との間に序列をつける鳥もいると言うのです。

自分より飼い主を格下と見て、力を見せつける的に噛んでくる文鳥がいるということでした。

そういう文鳥は、高いところから相手を見下ろす傾向があるとか。

しかしなぁ・・。

Oji
「ぴより」も高いところにすぐ飛びます。箪笥の上などはいつものところ。これはここに上がれば捕まらないという知恵を持った証拠。成長したなぁと逆に嬉しく思っていたのですが。

文鳥が噛むのはどんな時?|むすび

ここまで文鳥がなぜかむのかを調べてきました。時期的なもの、性格的なもの、本能的なもの。思いもよらない理由もありました。

我が家の白文鳥「ぴより」がこの頃、よく噛んでくるのは、換羽とかまってちゃんだと思いたい。

こんなに可愛らしく寝ている時もあるのですから。

まだまだ長い「ぴより」との生活。まだまだ学ばなくてはいけないことが多くありそうです。