昨日は「文鳥を英語を英語で言うと?」という疑問を調べてみました。
英語では、Java sparrow、Java rice sparrow、paddy bird などと ’お米’ に絡んだ表現もありました。では、なぜ日本語では「米鳥」と言わず【文鳥】と言うのでしょうね。
今日は、日本語ではなぜ ’文鳥’ と言うのかという疑問を調べてみました。
文鳥の「文」の文字は‘あや‘という読むべき意味だった。
文鳥はインドネシア原産の鳥ですが、日本には中国を経由して入ってきたようです。時期は江戸時代初期。当時の人々にとって文鳥という鳥はどのように見えたのでしょう?このあたりに文鳥が文鳥と呼ばれる所以がありそうです。
「文」と「鳥」。やはり、この文という文字がキーワードですね。「文」という文字を見て、不識なわたしには ’文字で書かれたもの’ というイメージしか湧きません。早速、広辞苑で調べてみました。
そうすると驚くべくことに、最初に記されたこの文字の読み・意味は「あや」。ふみでももんでもぶんでもありませんでした。
「広辞苑」にはこのように書かれています。
【あや】ー物の面に表れたさまざまの線や形の模様。特に、斜めに交差した模様。
「文」と言う文字は第一義として、さまざまな模様 いう意味がありました。
さまざまな模様を持った鳥
江戸時代の初期に日本国内でどのような鳥類を見ることができたのか分かりませんが、少なくとも当時の人々(中国の方々も?)には、
この鳥はまさしく、様々な模様を持つ鳥=「文鳥」に見えたことでしょう。残念ながら、白文鳥の「ぴより」と暮らしているわたしにはピンときませんでした。
漢字の発音に基づく読み方である音読みは、「文」はブンまたはモン。日本に渡来した時に「あや鳥」とでも名付けられていたならば、文鳥の意味がより分かりやすかったかもしれませんね。
「日本語ではなぜ文鳥と言う?」―ノーマル文鳥はこのような彩、そして派生種として桜に白、シナモンにシルバーと本当に様々な模様を持つ愛すべき小鳥。まさしく、文鳥と呼ぶにふさわしい愛すべき小鳥なのですね。
生き物を飼うことの責任と喜びを感じながら、「ぴより」との生活を続けています。