以前「豆苗大好き!」という回で、このようなことを書きました
雛から幼鳥になり、そしてこれから成鳥になるこの期間に「ぴより」に身につけさせたいと思っていることがいくつかあります。中でも【水浴びをすること】と【野菜を食べること】は「ぴより」が自ら進んで行おうとしなかったため、学習の重点項目でした。
この重点項目2つはほぼ学習できたと思います。そして次に覚えさせたいとおもってきたことが「おもちゃで遊ぶ」ことです。
わたしが家にいる時にはできる限り「ぴより」をケージの外に出し遊び相手になりますが、常にとはいかず。「ぴより」のストレス解消におもちゃ遊びはどうかと思ってきました。
以前購入したブランコを怖がってしまって近寄ろうとしない「ぴより」。今回は ’食欲’ を悪用してブランコに接する機会を作ろうとしましたが、逆効果になってしまったという話です。
飼い主の勝手な思い込みが逆効果を生むという悪い例として、文鳥をお飼いの皆様にお読みいただければ幸いです。
食欲にまかせてブランコに乗らせようとした
いきなりケージに入れて怖がらせた
初めて(と言ってもこれ一つ)買ったのが「ブランコ」。ケージの中にいきなり入れて「ぴより」を怖がらせてしまいました。その後、このブランコのことで「おもちゃで遊ばす」ことも一時ストップ。
しかし、時間の経過と共に再燃。何か良い方法はないかと考えるようになりました。
食欲を利用してブランコへの恐怖を取り除けないか
何かを利用して何かをさせるというのは、わたしが良く使う手です。「育ての親を使って野菜を食べる」ように仕向けたり、「空腹感を利用してボレー粉を食べる」ように仕向けたりと。
野菜にしろ、ボレー粉にしろ、きっかけ作りとしては一応の成功を見ました。ならば、ボレー粉同様、食欲を使っておもちゃに触れあうきっかけ作りができないかをトライしてみました。
ブランコを踏み越えなければ食事にありつけない
朝晩のケージを掃除する際に、もちろん餌入れもきれいにします。水洗いをした後、きれいに拭く。その後、机の上で餌を入れてケージにセットというのが「餌入れ」の流れです。
その間「ぴより」は放鳥状態ですが、’食べ物ちょうだい、ちょうだい!’状態で、容器に餌を入れている最中から顔を突っ込んできます。ならば、ブランコを踏み越えないと食事にはありつけないようにしてみました
これで慣れてくれるかも!とこの時は思いました。
この後、餌入れ(容器)を敬遠するように
次の日も同じように、ブランコを踏み越えないと食事にはありつけないようにしました。今日はうまく行けばブランコごと「ぴより」を持ち上げられるかなと期待して行ったのですが、予想外の行動を「ぴより」は取りました。餌入れ容器に近づかない。
ああ、またやってしまった。今度は食欲まで取り上げてしまったか。結局その時、「ぴより」は餌入れに近づこうことはしませんでした。
翌日、ブランコは取り付けないでいつもの食事。そして昨日のことは忘れたかのように、一生懸命食べてくれて一安心。ヒナ換羽の最中、栄養を必要とする時期に断食をされたらどうしようかと心配していました。
ブランコを食欲で乗らせようとしたが大失敗!|まとめ
文鳥はこわがりな小鳥です。それを食欲で無理やりねじ伏せようとしたことは、わたしのおごりでした。
ブランコのことは忘れます。また時を見ていつか、他のおもちゃを自然とゆっくりと試してみようかと思っています。(おもちゃをあきらめていない)
文鳥飼育初心者であるわたしには今のところ ’絶対’ ということ・ものがなく、良かれと思ってやってみて・いやいやと思って変えてみての繰り返し繰り返しです。
生き物を飼うことの責任と喜びを感じながら、白文鳥の「ぴより」との生活を続けています。