前回のぴよりQで「さし餌からひとり餌」に移る頃合いを調べてみました。
白文鳥の雛「ぴより」は、すでに成鳥用に買っておいた餌をついばみ始めています。
この成鳥用の餌なのですが「ぴより」を迎えに行った際に、この後必要になるだろうと購入しておいたものです。もちろん、店員さんに薦められるままに購入したもので、内容その他全く知らずに買いました。
早速、調べておおよそのことを知りました。
- 文鳥の餌にはシードとペレットという二つの形態がある
- シードとペレットにはそれぞれ短所と長所がある
- 文鳥の餌も人間同様、五大栄養素を摂取できるようにする
- ミックスシードだけでも多くの栄養素を摂取できる
- ミックスシードだけでは13種類のビタミン・16種類のミネラルすべてを摂取することはできない
- 不足分は野菜と補助食で栄養素をカバーする
ペレットという完全食もあるようですが、日本ではシード(種子)で餌を与えていることが多いようです。そのこともあって「主食と補助食をどう組み合わせよう?」色々と悩んでしまうのでしょうね。
文鳥の餌はどのようなもの?
前述のとおり、文鳥の餌の形態にはわたしが購入した「シード」というものと「ペレット」というものがあるのですね。ペレットに関しては今日の今日まで知りませんでした。
ミックスシードとペレット
シードは種子のことで、いくつかの種子を混ぜ合わせた「ミックスシード」という形で販売もされています。一方、ペレットは小鳥たちの成長に必要な栄養素を粒状に固めて人工的に作った餌ということでした。
日本国内では多くの方々が使われているシード、補助食はいらないとまでうたわれている完全食のペレット。両者それぞれに良し悪しがあるようです。
シードの良いところ
- いくつかの種子が混合するので、味にバラエティーがある
- 殻(殻付きの方が断然栄養価が高い)を剥いて食べることにより、くちばしのついばむ力を強くする・ストレスを解消するという効果がある
- ペレットに比べ値段が安い
シードの良いところに「ストレス解消」ということがありました。人で言えば、ガムを噛んだりする行為と同じようなものでしょうね。
ペレットの良いところ
- 必要な栄養素が一粒に凝縮されており、補助食の必要もない
- シードに比べ食べ散らかさないため、掃除が楽
「ぴより」は現時点で、野菜(小松菜を試しています)に興味を持ちません。補助食が要らないというのは、わたしにとって魅力になるかもしれません。
シードの良くないところ
- いくつかの種子が混合するので、選り好み→偏食の可能性が生じる
- 食べ散らして掃除が大変
- 食べた後の殻とまだ食べていない種子とを選別するのが大変(わたしには)
わたしはケージに「イージーホーム クリアバード」を使用しています。側面4方向のうち2面がプラ製の壁になっていますが、餌入れはひっかけの関係で金網面にあります。思いきり、食べ散らします。
殻と種子の選別のことですが、初心者のわたしにはこれの見分けがつきづらいのです。慣れてくればと思っていますが、現時点では選別せずに総取り換えをしています。もったいないです。
ペレットの良くないところ
- 味が単一的で、食いつきが悪いことがある
- 値段が高い
文鳥のペレットへの好みはあるらしく、食べさせるならば早いうちから慣れさせると多くのところで書かれていました。高いのに食べなかったらショックだなぁ。
ミックスシードはご飯、そこにおかずをプラスして
ミックスシードは、主にヒエ・アワ・キビ・カナリーシードの4種混の混合。
ひえ・粟というと「士農工商時代の貧しく痩せている人=ひえ・粟を食べる」という先入観がわたしにはありました。栄養価も低い穀物なのだろうと思っていたのですが、大間違いでした。
ヒエはビタミンE・マンガン・食物繊維が豊富、アワはビタミンBとE・鉄分・食物繊維が豊富。キビも鉄分や亜鉛、カナリーシードは脂質と繊維質が多く含まれています。
この混合シードの種子のうち、タンパク質や脂質の栄養価は白米を凌駕しているものがいくつもあります。人が米を主食とするならば、ミックスシードも文鳥の主食として十分成り立ちます。
五大栄養素「炭水化物・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル」をミックスシードだけでもある程度は摂取できそうです。(わたしが購入したものは種子だけではなく、ほかにもいろいろな栄養素が配合されていました。)
人間は、お米だけでは不足する栄養素をおかずとして吸収しています。このことは文鳥も同様で、野菜や補助食で栄養素を補うことになります。
補助食で補う栄養素は「ビタミン・ミネラル」
人に必要なビタミンは13種類、ミネラルも16種類あります。この全てを主食からは摂取できません。だから、人はおかずを食べ、必要ならサプリを飲みます。
これは文鳥も同じで、ミックスシードに含まれる各種子にもビタミン・ミネラルの一部が豊富に含まれているとは言え、摂取できないものも多くあるということですね。
そのために、シードを主食とする場合におかずとして野菜を加えたり、各メーカーから販売されている栄養補助食などを別に与えたりするということでした。
「ぴより」の餌
「ぴより」を迎えに行ったペットのコジマの店員さんに薦められたものが2つ。
主食は、KOJIMA大地の恵み「ボタニカルヨーロピアンブレンド(文鳥用)」、殻付きのミックスシードです。(「ぴより」が撮影のじゃまをしています。)
自然下の鳥類の食性を考慮して、粟、稗などの穀物を主とし、野菜、ハーブを文鳥に合わせてブレンドしました。英名ではジャパニーズライスバードと呼ばれるほどの文鳥が大好きなお米も配合しています。嗜好性抜群で食べ残しが少なく、栄養バランスに優れたフードです。
と裏書にありました。栄養バランスに考慮された良い製品のようです。この製品を食べさせながら、経験を積んでいきたいと思います。
そして補助食は、ハッピーホリデージャパン「ナチュラルボレープラス」。
いわゆるボレー粉です。ボレー粉などという言葉は「ぴより」を迎えるまで知りませんでした。蛎殻を砕いたもので、ミネラルの補充食になっています。商品名に「プラス」とあるのは、ビタミンA・B1・B2・葉緑素・βカロチンが添加しているからのようです。
補助食もこのナチュラルボレープラスを食べさせながら、色々と情報を得ていきたいと考えています。
この2つの餌に野菜を加えれば、文鳥が摂取すべき栄養素は十分とれそうです。そして何より、「ぴより」がパクパク食べていることがありがたく、わたしのような飼育初心者に丁寧な対応をしてくれたコジマの店員さんに感謝しています。
今後、わたしが「ぴより」のために購入していく成鳥用のえさを、
- 完全食のペレットまたは「ミックスシード+補助食」のどちらかで必須栄養素をカバーする
- 「コストか手間か」も餌の選択肢の要因になりうる
を考慮しながら購入していけばよいことが分かりました。
餌のことを考えていたら、また疑問がわいてきました。’ 餌って、1回にどのくらいあげればよいのだろう?’ 疑問は果てしなく続きます。