中小の企業に勤めるサラリーマンやOLが多く加入する健康保険に【協会けんぽ】があります。
春先になると、この協会けんぽから加入企業や加入者本人に「生活習慣病予防検診」の案内が郵送されてきます。
生活習慣病予防検診には
- 身体計測やがん検診などを行う「一般健診」
- 一般健診に追加して受診する「付加健診」「乳がん検診」「子宮頸がん検診」「肝炎ウィルス健診」
があります。
いえいえ、受診者の年齢や健診実施機関で費用は変わってきます。
生活習慣病予防検診をこれから受診されるという方には、実施機関の評判と共に費用的にも満足のいく健診を受けて頂きたいと思います。
協会けんぽの生活習慣病予防検診
そもそも、協会けんぽの生活習慣病予防検診とはどういうものでしょう?
協会けんぽ とは?
まずは「協会けんぽ」とは何かをご説明します。
健康保険と国民健康保険の違い
公的医療保険には、「健康保険」と「国民健康保険」という二つの保険があります。
別に75歳以上の方が加入する「後期高齢者医療保険」という制度もありますが、今回これは置いといて。
健康保険と国民健康保険って、同じことを指す言葉じゃないの?
わたしも、このブログで勉強するまで違いを知らずにいました。
健康保険は勤め人の医療保険
公的医療保険には、就労形態に準じて
- 健康保険ー社会保険の適用事業所に勤めている人が加入する保険
※被雇用者が加入する保険=被用者保険とも呼ばれる - 国民健康保険ー個人事業主とその従業者、未就労者が加入する保険
この2つのしくみがあります。
健康保険は「協会けんぽ」「組合健保」「共済組合」
社会保険の適用事業所に勤めている人が加入する健康保険は、またいくつかに分かれます。
- 協会けんぽー中小企業が加入して一つの保険母体を構成
- 組合健保ー大企業が持ち前の保険母体を構成
- 共済組合ー公務員が加入する保険
その他船員が加入する船員保険などもありますが、健康保険はこの3つに大きく分類されます。
そのうち最多の加入者数・被保険者数を誇るのが協会けんぽ(全国健康保険協会)です。
この協会けんぽが加入者に対して行っている健診の一つが、「生活習慣病予防検診」です。
生活習慣病予防検診の目的
協会けんぽが加入者に向けておこなっている生活習慣病予防検診とは、どんな目的で行われているものなのか?
全国健康保険協会(協会けんぽ)のサイトには、このように書かれています。
毎日の生活の中で、私たちの心やからだにかかるいろいろな負担は、長い年月の中で知らず知らずのうちにからだのいろいろな部分を少しずつ衰えさせ『生活習慣病』の大きな要因となっています。生活習慣病はあなたに忍び寄ってきているのです。生活習慣病予防健診を「あなたの健康」を見直すきっかけにしてみませんか?