食べにくそう・危なそうと感じていた文鳥の餌入れの深さを改善すべき「文鳥の餌入れの底上げ板」を作成し、その後この板に改善を加えたことを先日ご報告させて頂きました。
この底板の作成・改善を行う上で目をつぶってきたことがあります。それは「底板から餌がこぼれること」。今回はその餌こぼれの【改善】を行ったので、再びご報告させて頂きます。
具体的に言えば、
● 底上げ板には仕様変更はなし
● 底上げ板に餌入れとの隙間を埋める別パーツをはめる
と言う変更になります。別パーツとはたいそうな言い方ですが、いつものように手元にある端材を使って簡単なものを作りました。(作ったとも言えない本当に簡単なもの)
底上げ板に簡易的なパーツをはめることで、餌が底に落ちないようになったのではないかと考えます。餌入れの底上を考えている方の参考にもなれば幸いです。
餌入れの底に落ちたえさを回収するのが面倒
曲線形状になっている餌入れと底上げ板の間には隙間ができる
下の図がこの底上げ板の仕様です。厚さ1ミリの板紙を直線的にカッターで切るだけの代物。
曲線形状で作られているプラスチック製の餌入れにセットした場合、どうしても隙間ができてしまいます。そしてそこからえさが、餌入れの底に落ちてしまうのがこの底板の難点でした。
当初は底に落ちたえさは回収して、次回のえさに合わせればよいと考えていました。
底上げ板に別パーツをはめて隙間を埋める
当初は、餌入れの底に落ちたえさを回収していました。しかし徐々にそれが面倒になり、結局は全て一緒に捨ててしまうようになりました。
塵も積もれば山となる、やはりもったいなくなりました。’えさが底に落ちないようになんとかしよう!’
これが今回の改善策です。底上げ板の先に別パーツをはめて隙間を埋めています。
餌入れと底上げ板の間にできた隙間にぴったり合うサイズの端材など、手元にあろうはずがありません。サイズ・形状が合わなくてもその柔らかさで押し込めるもの、こんなものがないかと身の回りを探してみました。
柔軟性のあるもの。ハサミやカッターで容易に切れるもの。ありました。スーパーで買ったお惣菜の容器、発砲スチールの成形品です。
このお惣菜容器にはちょうど溝になっている部分があって、この溝に板紙の先端が入ってくれればガタガタもしないだろうと考えました。
お惣菜の容器から切り取った隙間埋めパーツに底上げ板をはめ込んで、餌入れにセットするとこんな感じです。裏側から見ても思いの外、しっかりはまり込みました。
しかし、この隙間埋めパーツの有効性はえさを実際に入れてみなければわかりません。
餌入れの底上げ板に隙間埋めパーツを取り付けるとえさはほとんど落ちない
実際に文鳥の1日の適当量と言われる7グラムのえさを、底上げ板をセットした餌入れに入れてみました。静止状態ではえさは餌入れの底には落ちません。
今度は餌入れをケージにセットして、我が家の白文鳥「ぴより」に食事をさせてみました。
いつもように「ぴより」はがっつり食べていますが、ほとんどえさは餌入れの底には落ちませんでした。
プラスチック材を食べてしまわないかをチェック
しかし餌入れの底上げ板に隙間埋めパーツをセットして、 ’えさがこぼれないようになった! ’ とは手放しでは喜んではいません。
その理由は「プラスチック材をぴよりが口に入れてしまう」可能性がないとは言えないからです。食品容器として使われている以上、舐める程度では健康を害することはないでしょう。しかし、食べるとなると話は別です。
この底上げ板は「えさの盛り」に深みを持たせるために斜めにセットしています。この一番深いところに置かれている隙間埋めパーツまでは、くちばしを持っていかないのではないかというのがわたしの推察です。
ただしこれはわたしの憶測なので、このあと餌の交換時にこのプラスチック材をつついていないかを注意深くチェックします。
文鳥の餌入れの底上げ板を改善しました|むすび
今回、またもや「餌入れの底上げ板」の使い方を再検討してみました。底上げ板の仕様は変更せず、簡単にできる別パーツを組み入れるという再検討でした。
変更前の「えさのこぼれ」が軽減されたことを考えれば、無駄もなくなり飼育環境の改善になったのではないかとわたしは思っています。
素直に餌入れを買い替えてしまえばよさそうなことですが、わたしは自身でいろいろと考えることで ‘道具や器具の選択ポイント’を学べると考えています。
文鳥飼育初心者であるわたしには今のところ ’絶対’ ということ・ものがなく、良かれと思ってやってみて・いやいやと思って変えてみての繰り返し繰り返しです。