この日記は、妻に革製スティックケースをプレゼントするまでの記録。
「ドラムスティックケース」用の何かをつくろう
近い将来、妻にスティックケースをプレゼントするために、内袋・ファスナーのあるものをつくっておきたいとラウンドファスナー式の長財布の製作をおこなった。
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レザークラフト日記 11【ラウンドファスナー式の長財布②】
レザークラフト。ラウンドファスナー式の長財布の製作中。順序は逆になるが、ヌメ革の表面保護処理を今更ながらおこなおうとクレージング材を購入。待っていた「クレージングトップ」が届いたので、さぁ、ラウンドファスナー式の長財布の製作を再開しよう。
ファスナーの菊寄せなど納得いかない工程は少なからずあったが、一応形にはなった。
そろそろ「ドラムスティックケース」用の何かをつくっておこう。
最終的にはボディーバック式のケースを作りたいと思っているのだが、その前にスティックを収容する何かを作っておけば仕様を考える上で大きな参考となるだろう。
Day12. ロール式のスティックケースをつくる
まずはストレートに「ドラムスティック」に関係する型紙がないかを調べる。
大きな期待はしていなかったが、やはりその類の型紙は見つけられなかった。
次に流用できるレザークラフト製品がないかを調べる。
教則本なしに難しいことをできる腕はないので、「裁つ・貼る・縫う」の基本工程でなんとかできる仕様が好ましい。
おっ、これは使える。
長さは大きく異なるが、形状はドラムスティックに近い。
工程も基本3工程でなんとかいけそう。
巻いて収納する、ロールペンケースをベースに「ロールスティックケース」をつくろう。
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Day12-1. 型紙をつくる
今回の製作は型紙作りからスタート。
まずは、なにを・いくつ 収納するかを決めた。
- 妻が常用するドラムスティック(太さ14.2パイ×長さ409㍉)4セット
- 小物入れがつけられればベター
という内容物で図面を描いてみた。
折は3つ。
スティック2組(4本)をベースとして三つ折りにして、最後は上下に縫い付けた革ひもで留めるという仕様に当初はした。
革ひもの間にハトメを付けることにしたのは、ペンケースとは違って天地がかなり長くなり、上下の革ひもだけで留まりが悪いならばここにもう1本ひもを通そうと考えたから。
表側にはファスナー付の小物入れを2つ。
ファスナー付けは、長財布を作ったことが役に立った。
スティックを入れるポケット部分は、ダミーを作って幅をあらかじめ確かめておいた。
はじめに紙で作ってみたが不安になって、結局は端切れでつくってみることに。
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Day12-2. 購入した革はオイルレザーの1.0㍉厚
今回の製作には、「薄い・柔らかい」革を使うことが前提。
厚く硬い革では、巻けないだろうと思ったから。
こんな感覚的な条件に合う革を探すには、やはり現物を見て・触ることが必要だと思い、前回の長財布に続き今回も販売店に行くことにした。
向かった店は浅草橋の『レザーメイトさとう』。
このお店は、オーナーを始めどの店員さんも気さくで話が聞きやすい。
わたしのようなレザークラフト初心者には、本当にありがたいお店だ。
そして購入したのがこの革。
オイルレザーで厚みは1.0㍉、オイルレザーだけあってかなりの柔らかさがある。
サイズも必要量では使いきれないほどの十分な大きさだった。
厚み・柔らかさが条件に適していたということもあったが、実はこの革を購入した決定的な理由は「焼印」。
ドラムのスティックケースは、このくらいワイルドな方がロックだろうと勝手に考えた。
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Day12-3. ファスナーほか、買い足したもの
革のほかに買い足した部材・道具は以下。
- ファスナー3号14㎝(2本)
- クラフト社刻印シート(1セット)
- カラーひも(太・2.5M×1本)
- ループエンド(2個入れ×赤・ピンク各々1セットずつ)
今回、記念に刻印を入れたい。
オリジナルで作ることも考えたし、金属製のしっかりとした道具の購入も考えた。
けれど、結局は一番安価なプラスチック製シートを購入。
初めから無理しちゃダメと言い聞かせて。
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Day12-4. すでに終了している加工とこの後
裁ち、床面の処理、一部コバ処理、そして小物入れ部分のファスナー付けは済ませた。
小物入れ部分を本体に縫い付けた後では、ファスナーが取り付けられない。
表面処理は前回同様「Clazering TOP」を使用。
革は少々大きめに裁ち、水拭き・表面処理をした後に、サイズ出しをすること。
乾いていく過程で、革は必ずと言っていいほど小さくなるから。(すでに失敗済)
この後、刻印入れ・ハトメの取付などのオプション的な工程が残っているが、基本は黙々と縫うのみ。
これだけの大きさに対して縫い糸の長さはかなりのものになるだろう。
取り回しも含め、これまでの製作よりはかなり時間がかかることを覚悟しなくてはいけないだろう。
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58から始めた わたしのレザークラフト
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