昨日、用具を整理している中で忘れていた「フン切り網」を発見したというお話をしました。
参考文鳥のケージのフン切り網、これ使うかな?
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文鳥の雛として「ぴより」を我が家に迎え、早い段階でケースの中の生活からケージに移したため、フン切り網(底網)は早々に取り外していました。
わたしは幼い頃に家族で文鳥を飼っていたことがあります。しかし、日々の世話ということに関してはわたしはノータッチだったのでしょう。「フン切り網」のことは全く覚えていません。この網がなぜ「フン切り」と呼ばれているかも考えたこともありませんでした。
現在ケージの底には「新聞紙の上にペーパータオル」を敷いています。ペーパータオルは200枚で税込109円で購入。1回に3枚、朝晩で6枚、1袋で約1ヵ月使えてコストの負担も軽く、掃除も楽。現時点ではこの「フン切り網」にメリットがないかぎり使う理由は見当たりません。
早速調べて、文鳥のケージに使用されるフン切り網の目的と「ぴより」・わたしへのメリットを考え、理解しました。「フン切り網」を使う目的は、
- 糞を下に落とさず掃除を楽にすること
- トレイに敷いてある紙を文鳥にいたずらさせないようにすること
- トレイに落ちた糞で文鳥が汚れないにすること
- トレイに落ちた糞を文鳥が食べないようにすること
- 上記の目的を以てしても、わたしにとっては現状「フン切り網」を使用することへの変更理由にはならないこと
製品に付属しているものは、全てつかわなくちゃという気持ちがあるかもしれません。わたしなどは ’勿体ない’ なんて思ってしまう方ですから、特にその傾向があります。しかし、よくよく考えればそうでもないものも結構あるのかもしれません。
目次
フン切り網を使うメリットは?
小鳥のケージには必ず(?)付随しているこの底網。元来、どのような目的で作られているのかをまず知りたいと思いました。
【文鳥、フン切り網、何のため】と検索をかけましたが、「必要?外すメリットは?」という結果はあるものの、元来の目的はこれだ!という解釈は見ることはできませんでした。
そこでわたしなりの解釈で「フン切り網」と呼ばれている底網の本来の目的を考えてみました。屁理屈っぽい解釈ですが・・。
この底網の本来の目的は?
「フン切り網」という名称は昔から世間一般的に使われているものなのか?それともメーカーの製品名なのか?これがわたしの素直な疑問でした。調べてみると、HOEIでは「フンキリアミ」、SANKOでは「ワイヤースノコ」、マルカンでは「フンキリ」と呼んでいます。
各社別々の呼び方をしているということは「フン切り網」という名称は通称ではなく、どこかしらの会社に登録されている製品名かもしれません。そこまでは分かりませんでした。しかし名称の由来を調べようとしたことで、興味深いことを知りました。
わたしも使用しているSANKO社がこの網のことを’ スノコ’ と呼んでいることです。簀の子とは「滑り止めや通気性を確保する」目的で使われる木製の敷板のこと。つまり、何かに直に触れないように使われる道具であるということ。この底網の目的は一つではないのだなと思いました。
「切り」は取る?離す?
そう考えると、「フン切り」とは絶妙な言い回しです。なぜならば【切る】という言葉はとても意味の多い言葉だからです。ちなみに、webloi辞書で「切る」と調べると大別して22もの意味合いが出てきます。
「切り=取る」と考えれば、網で糞を取る
「フン切り」の切りを ’取る’ と考えます。この意味での「切り」の使い方としては、例えば【キッチンペーパーで豆腐の水切りをする】というものがあります。キッチンペーパーで水分を取るということですね。
ならば、フン切り網の場合は「文鳥がした糞を網にひっかけて取る」ということになります。
フン切り網を使う目的の一つは、糞の処理は網に任せて掃除を楽にさせようとするとわたしは理解しました。
「切り=離す」と考えれば、文鳥から敷紙や糞を遠ざける
簀の子のイメージで、切りを何かに触れさせないように ’離す’ と考えます。分離すると考えるならば【茹でたて麺をざるを使って水を切る】という使い方に近いかもしれません。取るのではなく、分けるという意味です。文鳥から何かを遠ざける。
網を隔てて遠ざけるものと言えば、「底のトレイに敷く紙・底に落ちた餌」かぁ。餌は食べてもよさそうだが、糞の上に落ちた餌は食べて欲しくないなぁ。
フン切り網を使う目的の一つは、文鳥が底に敷いてある紙を噛みちぎったり・底に落ちた餌や糞を食べたり・糞を踏んだりしないようにするためとわたしは理解しました。
ほかに何がある?
ここまで「フン切り網の使用目的」は、1.糞を下に落とさない・2.敷紙や落ちた糞から文鳥を遠ざける というものがあることを理解しました。ほかに使用途も考えてみました。
フン切り網を使う目的の一つは、文鳥が底に敷いてある紙を噛みちぎったり・底に落ちた餌や糞を食べたり・糞を踏んだりしないようにするためとわたしは理解しました。
人は地面をつかんで歩くと腰・脚・膝に負担がかからない と言うが
「フン切り網」を取り付けると文鳥は平らな床を歩くのではなく、網をつかみながら歩く(飛ぶ)ことになります。これって「地面をつかんで歩く」ことと似ていない?
人は地面をつかむように歩くと、腰・脚・膝に負担がかからないと聞いたことがあります。これは鳥でも同じことだろうか?などど考えましたが、科学的な裏付けがありません。除外します。
考えてもポンと出てきそうもないので、「フン切り網」の使用目的は先の二つに絞ります。そして、今度はこれらが「ぴより」とわたしに対してメリットがあるのかを考えてみます。
「ぴより」とわたしへのメリット
「フン切り網の使用目的」は、1.糞を下に落とさない・2.敷紙や落ちた糞から文鳥を遠ざける と考えたとして、果たして「ぴより」とわたしにどれだけのメリットがあるのでしょう?
「汚れる=ぴより」・「掃除=わたし」で考えてみました。
「ぴより」は糞を踏んでいるのか?糞を食べてしまうのか?
「ぴより」との生活で自負していることが一つあります。それは「ぴより」との触れ合い時間です。できる限りケージの外に出し、近寄ってくればスキンシップを取っています。放鳥しなくともケージはわたしの机の横。温湿度管理も含めケージを斜め見しています。
その状況の中、わたしは「ぴより」が足の裏・身体に糞をつけていることを見たことがありません。糞で遊んでいることはあっても、積極的に食べている場面もたまたまかもしれませんが見たことはありません。
ペーパータオルなど敷紙の端をひっぱることはよくありますが、それで何かをひっくり返すということはありません。ケージ内の四隅にモノを置いていることも紙が引っ張られない要因にもなっているとは思います。
そう考えると、フン切り網を使って敷紙や落ちた糞から「ぴより」を遠ざけるといった目的は必要となく、メリットにあるとも考えにくいと思います。
「フン切り網」を使うことで掃除は楽になるのか?
「フン切り網」を取り付けても、糞は必ずトレイに落下すると思います。となれば、掃除するものが一つ増えてしまいます。現状は糞のついたペーパータオルを3枚かき集めて捨てるだけですが、糞のこびりついた網はそうはいきません。
残念ですが、フン切り網で糞を受け止め掃除を楽にするといった目的は考えづらく、メリットにあるとも考えにくいと思います。
ちなみにデメリットもあるようです
「フン切り網」の使用目的を調べていくうちに、使うことのデメリットも目にすることができました。
- 脚を挟んで危ない。
- フン切り網は糞による劣化が生じ取り換えが必要。
- 落ちた餌を食べることができない。
「足を挟んで危ない」ということが起きるならば、これはデメリットになりますね。
わたしは「フン切り網」を使うか?
ここまでの流れでお分かりですね。
現在ケージの底には「新聞紙の上にペーパータオル」を敷いています。ペーパータオルは200枚で税込109円で購入。1回に3枚、朝晩で6枚、1袋で約1ヵ月使えてコストの負担も軽く、掃除も楽。現時点ではこの「フン切り網」にメリットがないかぎり使う理由は見当たりません。
現時点に限っては、理由は見当たりませんでした。
白文鳥の「ぴより」を我が家に迎えて40日超。「ぴより」が成長していく過程で知らないことはまだまだ多く出てくることでしょう。ぴよりQはまだまだ続きます。