スタジオができるまで

002. 土地探しを開始!プライベートスタジオを作るぞ!!

2021年4月26日

土地探しは郊外から

五十を過ぎてドラムを習いだした妻。

いつしか口を開けば、彼女はこう言うようになりました。

プライベートスタジオがあったらなぁ

土地購入までに至るあらすじ
合わせて読みたい001. プライベートスタジオ作りを始めるまで

人生の後半戦に入って、妻がドラムを習い始めました。爆音ゆえに限られる練習場所。いつしか ’プライベートスタジオがあったらなぁ。’が彼女の口癖に。彼女の夢が叶うまでの奮闘を筆不精の妻に代わって、わたしが記録を残していきます。

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前回はここまでお話しました。

この後数回に分けて、妻の夢、プライベートスタジオの土地が決まるまでの経緯をお話していきます。

※文中に示す値や内容は、わたしたちがスタジオを作成してく過程で学んだことです。それぞれの分野に対し、わたしたちはあくまでも素人です。誤った数値や、解釈違いの内容があるかもしれません。ご了承お願いいたします。

プライベートスタジオの土地探しの条件

土地探しの当初の条件は、

  1. 予算✖✖✖万円以下
  2. 面積で40㎡(約12坪)を目安
  3. 乗り継ぎ回数は1回、自宅から電車で片道1.5時間までの距離

と言う、まだまだ大雑把なことでした。

予算✖✖✖万円以下

予算額は、夫婦二人が老後に必要と思われる資金から逆算した金額。

hubby
老後に必要になるお金の額は、現役世代のうちにどのような公的年金に加入していたかによって大きく変わってきます。

わたしたち夫婦の加入状況に照らし合わせて、プライベートスタジオを建築したとしても老後をなんとか過ごせる出費を総予算としました。

土地は40㎡(約12坪)程度

生ドラムが叩けるプライベートスタジオを作るには、どのくらいの広さの土地が必要なのか?

  • スタジオ内の広さは7畳あればよい。
  • 生ドラムの音をおおむね遮音するには建物はRC構造(鉄筋コンクリート造)は必須

妻はこの2点の条件から大まかな広さ=40㎡を出していました。

最低限どのくらいの土地が必要なんだろう?

生ドラムを叩けるスタジオを作るのは、最低限どのくらいの土地が必要なんだろう?

この点についても、彼女はある程度の学習はしていました。

hubby
妻はとても向上心が強く、一度興味を持つとトコトンやるという性格の持ち主です。 だからこそ50過ぎから始めたドラムに熱中し、そしてプライベートスタジオを作ってしまおうということにもなったのですが・・。
建築面積の目安の根拠

この図面はわたしが聞き取った、当時彼女が抱いていた土地の広さのイメージです。

スタジオの広さは最低7畳あれば

この7畳という広さは、まさに妻の経験値。

あちこちのレンタルスタジオで練習する中で、この広さがあれば何とか練習はできると思ったそうです。

スタジオと建物の壁との距離は50〜60㎝

音響設備の分野で多くの実績を持つとある企業に、遮音について問い合わせをしたそうです。

そこで得た知識は

  • 生ドラムを叩くにはかなりの遮音(D-70~85値程度)が必要
  • RC構造の建物は遮音性が高い
  • RC構造の壁とスタジオ内壁との間に50〜60㎜以上の距離が必要
    (この距離の中で遮音や防振のための壁や空間を作る)

ということ。

RC構造の壁の厚みは15㎝

鉄筋コンクリートの壁厚は15㎝(=150mm)以上が一般的だということも彼女は調べていました。

建蔽率60%から逆算して土地の面積は40㎡

仮に建蔽率を60%とすると、スタジオの広さ7畳から逆算して購入する土地の広さの目安は40㎡(=約12坪)と妻は計算していました。

乗り継ぎ1回、自宅から片道1.5時間まで

予算を考えると郊外に目を向けなければならないと考えていました。

ペーパードライバーの妻に車を使っての移動は無理。

自然と電車での移動となるのですが、その条件下でも、

  • 乗り継ぎが多いと疲れるし、電車賃も高くなりそう
  • 電車に乗っている時間は片道1.5時間までなら億劫にならない

という条件が付きました。

疲れる・電車賃が高いというのはとても納得ができますし、郊外へ1.5時間というのはかなり遠くまで行けますから現実的な条件だとわたしも思いました。

新たな要望が生じてきた

それからと言うもの、時間を見つけては週末に土地を見に行きました。

この間、ここいいかもねと言う土地はいくつかあったのです。

しかし、決めきれない。

いろいろな土地を見歩く間に、彼女の中に、わたしたち二人の中にいくつかの要望が生じてきたのです。

この要望から土地選びに新たな条件が付加されることになるのですが、この後のことは次回にお話します。

より現実的な部分に目が向き出しました。

※文中に示す値や内容は、わたしたちがスタジオを作成してく過程で学んだことです。それぞれの分野に対し、わたしたちはあくまでも素人です。誤った数値や、解釈違いの内容があるかもしれません。ご了承お願いいたします。

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