五十を過ぎてドラムを習いだした妻。
いつしか口を開けば、彼女はこう言うようになりました。
’プライベートスタジオがあったらなぁ’
地盤改良工事も終わり、建築確認の許可待ちをしていたわたしたち。
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建築工事が着工されても、竣工までは半年以上の時間があります。
この間に、建物以外の準備も進めておこう。

ということで、プライベートスタジオに置くドラムの選定を始め、昨日とうとう妻のマイドラムがうちにやってきました。
今回は、妻が初めてのマイドラムを購入するまでの過程をお話します。
彼女同様、これから初めて自分のドラムを購入しようと考えている方々へ参考になればと思います。
※文中に示す値や内容は、わたしたちがスタジオを作成してく過程で学んだことです。それぞれの分野に対し、わたしたちはあくまでも素人です。誤った数値や、解釈違いの内容があるかもしれません。ご了承お願いいたします。
目次
妻が初めに考えていた、マイドラムの条件
当初、妻の「記念すべきマイドラム1号」の選定条件は、
- バスドラム20インチ以下
- 費用は込々20万円くらいかなぁ
- 胴色は淡色系はちょっと・・・
- 中古品でもOK
こんな漠然としたものでした。

6畳弱の空間で使用するドラムの大きさ
ドラムのサイズを考えるにあたって、妻はこんなことを言っていました。
- 22インチのバスドラを置くことに、広さは問題ない
- ただこのスタジオの広さで、22インチは音が大きすぎる
最終図面では、マイスタジオの広さは5.85帖。
確かにドラムを置くだけなら、小口径のバスドラムにこだわる必要はなそうです。

ドラムを叩かないわたしは物理的サイズのことばかりに目が行っていましたが、演奏者である彼女にとってのドラムのサイズは自分の身体を爆音から守る条件でもあったのですね。
バスドラは20インチと考えていた妻ですが、レッスンを受けている先生にあらためて聞いてみると、18インチ、より小さい16インチでもいいんじゃないかとアドバイスをもらいました。
- 屋外移動があったとしたら、このサイズなら持ち運びが便利
- 6畳弱の広さならば、18インチ、より小さい16インチでもいいんじゃないか
このあたりから小口径ドラムの購入を念頭に楽器店回りをし始めるのですが、あるお店で店員さんからこのような意見をもらいました。
’ 18インチのドラムはジャズを演奏することを前提に作られていることが多いです。他のジャンルを叩くなら、まして6畳弱の広さがあるなら22インチを叩くべき。少なくとも16、18インチのドラムを使うのは違うと思いますよ。’
妻はこの話に合点が行ったのか、このお店にお邪魔した後は 小さな口径のドラムを優先にするという考えは薄れたようでした。
予算
’ 費用は込々20万円くらいかなぁ。’
そうは言っていましたが、

とも言っていました。

これもある楽器店で聞いたことなのですが、
’ 米国市場では1500ドル程度のシェルセットが充実していて、コスパも高いです。初級・中級者の方なら、このあたりの価格帯の製品を購入して、ヘッド周りの調整に気を使った方が効果的だと思います。’
妻は、この助言にも納得しているようでした。
シェル(胴)色
’ シェルの色は赤、青、緑、黄色。淡色系はちょっとね。’
しっかりとした色が良いというほか、化粧板を巻いてある「カバーリング」よりも「ラッカー塗装」による着色の方がいいなぁ ということでした。


これはいいなぁと思うものでも好みの色が設定されていない製品は、妻は候補から外していました。
中古はどう?
’ ヤマハのYD9000って名器らしいよ。’
どこかで往年の名器の話を聞いたらしく、当時高額だったものも今なら手が届くのではないかと考えたのが中古品に関心を持った始まりのようです。

このコロナ下で演奏場所や教室が減っているプロのドラマーが楽器整理をしているらしく、思いのほか中古市場に製品は流通していると店員さんから聞きました。
とは言え、オークションや個人売買を使う場合、単体で購入するならまだしも、セットで中古品を買うのはドラム購入初心者には敷居が高いことは間違いないでしょう。
候補にあがった製品たち、そして購入したこの製品
小径を検討していた時に候補にあげていた製品が2つありましたが、結局20インチのバスドラのシェルセットを妻は購入しました。
’少なくとも16、18インチのドラムを使うのは違うと思いますよ。’と言ってくれた店員さんの言葉で、原点に戻ったという感じですね。
当初候補にあがっていた2製品
1.SONOR AQ2「SAFARI」

2.Gretsch Catalina Club(スネアドラムなし)

購入したのは、YAMAHA-Stage Custom Birch
ネットで情報を集め、楽器店回りをし、最終的に購入したのが「YAMAHA-Stage Custom Birch」です。
現物を一度も見ることはできませんでしたが、妻はこのドラムを選びました。

結局、
- 大きさ
- 調整のしやすさ
- 好みの色
- 在庫あり
- 予算内(?)
このあたりのことが決め手になったようです。

最初のドラム選びは、見た目と予算
初めてのプライベートスタジオに置く、初めてのマイドラム選び。
この数ヶ月、妻は多くの情報を集め、それに比例してかなり迷っていました。

結局、取り扱い・見た目・納期・費用という、最も基本的なポイントで選んだようにわたしは思います。

建築確認申請の許可が下り次第、本工事が始まります。
少し先のことになりますが竣工に向けて、諸々の用意も進めていこうと二人で話しています。
※文中に示す値や内容は、わたしたちがスタジオを作成してく過程で学んだことです。それぞれの分野に対し、わたしたちはあくまでも素人です。誤った数値や、解釈違いの内容があるかもしれません。ご了承お願いいたします。