五十を過ぎてドラムを習いだした妻。
いつしか口を開けば、彼女はこう言うようになりました。
’プライベートスタジオがあったらなぁ’
配筋検査・コンクリートの流し込みを終え、上棟式の準備をしているわたしたち。
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合わせて読みたい048. 続けて壁配筋検査に立ち会ってきました
基礎配筋検査に立ち会い、本格的な建築工事を目にしてきたわたしたち。今度は壁の配筋検査に立ち会ってきました。こんな狭い・こんな小さな建築物にこれだけの人たちが集まって、ああだこうだと話し合ってくれます。本当に感謝です。
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その間に、日本音響エンジニアリング(株)さんとスタジオ部分の仕様の打ち合わせをおこなってきました。
わたしたちはこの打ち合わせで、
- スタジオの最終的な仕様の確認
- 吸音材やドア表面の色調決め
これらの内容を話し合いました。
この日わたしは出席できず、施主である妻が一人で会議にのぞみました。
※文中に示す値や内容は、わたしたちがスタジオを作成してく過程で学んだことです。それぞれの分野に対し、わたしたちはあくまでも素人です。誤った数値や、解釈違いの内容があるかもしれません。ご了承お願いいたします。
日本音響エンジニアリング(株)
さて、日本音響エンジニアリングさんのこと。
わたしたちにはプライベートスタジオを作るにあたって、そのスタジオ部分の設計・施工をどこに頼むかという悩みがありました。
初めは防音室を考えた
防音(遮音・吸音)に関してはまったく知識のなかった、わたしたち。
最初はごくごく普通に、いま暮らしている住いの中に防音室を作ることを考えました。
資料を読み、防音室の中で実際にドラムを叩いてもらえるショールームに出向き、その防音性を確認しました。


’防音対策ならば’ とうたう会社は数あれど。
そこで、住まいとは別の場所にプライベートスタジオを作ることを考え出すたわたしたちですが、実際にその効果やかかる費用をまず確認しなくてはいけません。
ネット上で、調べに調べました。

日本音響エンジニアリングとは?
半世紀の歴史を誇る、音響のイノベーター。
日本の建築音響のパイオニアとして、半世紀の歴史を誇る日本音響エンジニアリング。
徹底した音へのこだわりと情熱をベースに高度な技術・開発力を蓄積。テレビ局、ラジオ局をはじめとする多くのスタジオの音響設計・施工管理において豊富な実績を築いてきました。さらに、時代の要請に呼応して独自の計測技術を次々と開発。その高い技術力は、音響計測、建築音響、航空機騒音、騒音対策など、様々な領域で着実な成果を上げています。
最初、日本音響さんは妻からの問い合わせを本気のものとは思わなかったようです。
しかし彼女が、土地の購入を進めていること・作ろうとしているスタジオの広さ、それに対する具体的な予算を話したことで、その覚悟を悟ってくれたようで、見積もり・契約と話は進んでいきました。
吸音材・床材・ドア表面材の色を決める
スタジオの設計は、目的(生ドラムの音を外に漏らさない)・予算を伝えた上で、日本音響エンジニアリングさんにおまかせしました。
この日、打ち合わせたのは「床材、吸音材、そして防音ドアの表面材の各色」。
日本音響さんの社屋に妻がうかがい、多くの見本帳を見せてもらいながらその色調・柄を決めていきました。
最終的に決まったのは、この色の組合せ。
床のじゅうたんの色は、汚れを考慮して濃い色のものにしました。
妻は曰く、

スタジオ部分の決めごとは、この日の打ち合わせでほとんど終わったようです。
2階木造部分は上棟式がおこなわれた後、屋根→外壁→内部造作と建築が進んでいきます。
1階RC部分はコンクリートを流した際のサポートがバラされ、スタジオ部分の防音工事が始まる予定です。
おわりに
現時点ですでに2か月、竣工が遅れています。
コロナが長引き、ロシアによるウクライナ侵攻のような予期せぬことが生じたことも遅延の一端にあるようです。
この後、内部造作を控えて、コンセントの位置や数、内装の仕様など、決めなくてはいけないことはまだまだあります。。
しかし、妻の夢、プライベートスタジオ作りの先が見え始めました。
※文中に示す値や内容は、わたしが妻とスタジオを作成してく過程で学んだことです。それぞれの分野に対し、わたしはあくまでも素人です。誤った数値や、解釈違いの内容があるかもしれません。ご了承お願いいたします。