五十を過ぎてドラムを習いだした妻。
いつしか口を開けば、彼女はこう言うようになりました。
’プライベートスタジオがあったらなぁ’
地盤調査が終わり、調査結果と設計のファーストプレゼンを受けたわたしたち。
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合わせて読みたい031. 設計料はこういう費用から成り立っている
設計・管理業務に関する見積書と契約書を提示されました。スタジオ部分の作成費用・家屋部分の建築費用を確認したのち、今までにかかった費用とこの設計費用を合わせた総費用を検討していきます。
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このあと、建築士事務所との正式な契約を行うことになりますが、その前に費用と予算とのすり合わせをあらためてしておかなければなりません。
その確認作業の中で起きた、スタジオ作成費用に関することで今回はちょっとこぼします。
※文中に示す値や内容は、わたしたちがスタジオを作成してく過程で学んだことです。それぞれの分野に対し、わたしたちはあくまでも素人です。誤った数値や、解釈違いの内容があるかもしれません。ご了承お願いいたします。
ここまでかかった費用とこれからかかる費用
ここまでかかった費用、これからかかる費用をおおまかにあげてみると、
ここまでかかった費用
- 登記も含め、土地を買った費用
- 現況家屋を解体し、更地にした費用
- 測量費用
- 地盤調査費用
これからかかる費用
- 地盤改良費用
- 設計費用
- 家屋建築費用
- スタジオ作成費用
- 不動産取得にかかる税金
- その他諸経費
- 今後の維持費
これからかかる費用をもう少し分類してみると、
【その額が分かる、または予測できるもの】
- 設計費用
- スタジオ作成費用
- 不動産取得にかかる税金
- 今後の維持費
【その額の振れ幅が大きい、または予測が難しいもの】
- 地盤改良費
- 家屋建築費
- その他諸経費
と考えていました。


ではさっそく、基礎設計図面も出ていることだしスタジオ作成費用をもう一度、音響設備会社に聞いておこうと考えた訳です。
簡単に100万上乗せなんて言わないで
家屋の中に作るプライベートスタジオの作成をどこに頼んだらよいのか、妻はかなり調べていました。

ということで、その限られる会社の方に土地の購入を申し込んでいる間に現地に来てもらい、土地の広さ・周辺の住宅環境を確認してもらった上で、おおよそのスタジオ作成費用を聞いていました。

それが、
え、
そ、
基礎設計図面を見せて帰ってきたスタジオ作成費用の金額は、「言われた費用の高い方の金額」のさらに100万円上乗せ。

設計案の1stプレゼンも終わったことだし、建築士・設備会社・施主の3者による打ち合わせをすることになりました。

その際に、家屋部分の建築費のことを建築士の杉浦さんに確認をすることになりました。
おわりに
例えば、解体工事や地盤改良のように地中を掘ってみないと費用はわからないというものがあります。
理由を聞けば、わたしたちも理解できます。
うわものでも、仕様の決まっていない家屋の建築工事も費用は出しづらいでしょう。
費用の上限を決めて、この金額でできることまでとしか決めようがないことも分かります。
しかし、うわもので・はこもので・現地調査まで行っているものが、ポーンと100万円上乗せされる。

建築の話をしていると、金銭感覚がマヒしてきます。
しかし、ひと工程ひと工程の費用をしっかり精査していく気持ちを忘れてしまうと、夢が夢で終わりかねないと強く感じています。
次回三者での打ち合わせにはわたしは行くことができません。
しかし、妻は強い。
彼女の奮闘が目に浮かびます。
※文中に示す値や内容は、わたしが妻とスタジオを作成してく過程で学んだことです。それぞれの分野に対し、わたしはあくまでも素人です。誤った数値や、解釈違いの内容があるかもしれません。ご了承お願いいたします。