我が家の白文鳥「ぴより」は2020年10月下旬の生まれ。その12月にひな換羽が始まり、年を越して2月頭に換羽終了。 続きを見る
この記事文鳥ひなの換羽記録4(ヒナカンウ)終了
「文鳥は一年に一度、羽が生え変わる」と聞いていたのですが、2ヵ月も経たずにまた羽が抜け始めました。こんな状態です。
ひな換羽は数に入れない? タイミングによっては、毎年の換羽と時期を重ねて続けて起きる?
換羽は文鳥にとって、とても体力を使うしんどいものです。これが続けざまに起こるとなると、飼い主としては心穏やかではありません。
我が家の文鳥「ぴより」にストレスを与えるような環境をわたしが与えているからなのか?なぜ続けて換羽が起きているのかを以下のことを調べながら、わたしなりに推測してみました。
- 換羽は気候に対応するためではなく、羽を新しくするために行う
- 一般的な換羽の時期は、春から初夏
- 秋に生まれた文鳥は、毎年冬に換羽を行うことになるのか?
- ひな換羽の後に、通常の換羽が続くのは時期調整??
正解は分かりませんが、自分の立てた推測に自分なりには納得がいきました。
目次
換羽は気候に対応するために行う?
羽は消耗品。古くなったら新しくする
文鳥が換羽を行うのは、他の動物に見られる気候対策だと思っていました。夏に向けて薄着に、冬に向けて厚着になると言ったように。
その解釈は間違えでした。理由はもっとシンプルで、より快適に飛ぶために古くなった羽を新しいものに付け替えるということでした。車で言えば、快適に走るためにタイヤを交換するようなことです。
一般的な換羽の時期は?
文鳥の換羽は基本、一年に一度と言うことです。一年の間 羽を使い、新しいものに付け替える。ならば、我が家の白文鳥「ぴより」はなぜこの時期に二度目の換羽を行うのでしょう?
「ぴより」は2月の頭にひな換羽を終わらせています。一年に一度ならば、次の換羽は今年の冬以降になるはず。
文鳥の一般的な換羽の時期は、春から初夏にかけて
文鳥の換羽は、春から初夏にかけてが一般的と言われています。文鳥にとって年間の大きなイベントでもある「換羽」がその時期にあることには、理由がありました。
文鳥の繁殖期は秋から春にかけて
文鳥(特にメス)には、一年のうちで体力を大きく消耗する大イベントが二つあります。一つは換羽、そしてもう一つは繁殖行為。この繁殖行為は秋から春にかけて行われます。
文鳥の繁殖期は日中の日の長さが関係しているということで、文鳥の繁殖に適した日の長さが「秋から春」にかけての時期に当たるのでしょう。
光周性とは、日照時間(日長)の変化に対して、生物が示す様々な反応のこと。光周性は繁殖活動、渡り、換毛、代謝活動などに観察され、動物が環境の季節変動に適応するのに役立っている。日長の情報は、鳥類においては脳深部光受容器で受容される一方で、哺乳類では眼で受容され、メラトニンの分泌パターンの情報に変換される。このように哺乳類と鳥類では光周性を制御する光の入力経路が異なるが、長日条件下で下垂体隆起部から分泌される甲状腺刺激ホルモンが視床下部内側基底部に作用し、局所的に甲状腺ホルモンを活性化することで光周性が制御されている点は共通している。出典:「脳科学辞典:光周性」
換羽を終わらせ、繁殖をし、換羽が始まる
体力を消耗するイベントを同時に行わないために、繁殖時期を中心として空いた時期(春から初夏)に換羽を済ませるという流れを文鳥は取っているとわたしは考えます。
もしわたしが文鳥だったとしても、体力を消耗するイベントを同時期には行いません。だって、疲れ過ぎますもの。
ならば、半端な時期に「ヒナ換羽」を済ませてしまった文鳥はどうすればよいのか?ということになりますよね。秋に生まれた文鳥は、2~3ヵ月後にはヒナ換羽が始まり、春前には換羽が終わってしまいます。
来年通常通り換羽を行うために、今年は調整
2月の初めにヒナ換羽を終わらせた、我が家の白文鳥「ぴより」が間を空けずふたたび換羽を始めているのか?
実はまだ「ヒナ換羽」が終わっていなかった
桜文鳥など多色の羽をもつ文鳥を飼育されている方々のブログを読んでいると、時々このような内容の文章を目にすることがあります。
いくつかの段階を経て、ヒナ換羽は終了した
2月の初めにヒナ換羽を終わらせた、我が家の白文鳥「ぴより」が間を空けずふたたび換羽を始めているのか?という疑問に対して、一番簡易的な答えは「ヒナ換羽は継続中だった」。
そのブログの方々は、生え変わった羽の色でその段階を確認していらっしゃいます。
しかし、「ぴより」は白文鳥で羽の色の移り変わりで換羽が継続中なのか、はたまた終わったのかを判断することは少なくともわたしには難しい。
今年は「来年通常通りの換羽を行うため」の調整
下の写真は、2月初頭のもの。わたしが、ヒナ換羽終了と判断した時の「ぴより」の姿。尾、胸、頭部と換羽中の状態がうそのようにきれいになっていました。
長い期間を使いながら段階を踏んでヒナ換羽を行う文鳥がいるという以上、「ぴより」がこの段階で換羽を完全に済ませたとは言い切れません。反面、そのひと月半、ずっと観察していたわたしの目も信じたい。
ということで、こんな仮説を立ててみました。
来年以降、繁殖期を避けて換羽を行うために、ヒナ換羽からは間もないが時期調整のために換羽をもう一度行う。
今行われている換羽がヒナ換羽同様、1.5ヵ月の期間を要するならば、5月初頭から中旬にかけて終了するはず。そうすれば、来年の換羽はごくごく一般的に春から初夏に行われ、繁殖期を避けていくことができます。
自然の摂理がなせる業と考えてみたらどうでしょうか?無理がありますか(笑)。
なぜ我が家の文鳥が、ひな換羽の後に時を置かず二度目の換羽を行っているのかを考えた|むすび
2月の初めにヒナ換羽を終わらせた、我が家の白文鳥「ぴより」が間を空けずふたたび換羽を始めました。
「ぴより」を我が家に迎えてすでに五か月近くが経ちましたが、まだまだ文鳥の飼育に関して分からないことだらけの飼い主。
へ理屈だらけの展開となりましたが、換羽を繁殖と結びつけながらその理由を考えてみました。
生き物を飼うことの責任と喜びを感じながら、白文鳥の「ぴより」との生活を続けています。