資格取得への3つ目のチャレンジとして「2級ボイラー技士」の勉強を始め、先日無事に技術講習を終え免許の申請を済ませました。
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実務経験がないわたしの場合、2級ボイラー技士免許申請をおこなう上でボイラー実技講習を有料で受ける必要がありました。学科試験に合格してひと月、申し込んでいた実技講習を受けてきました。
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今回も、勉強を始めた動機から使用教材、勉強時間・方法をまとめてみました。
今後、「2級ボイラー技士」の資格試験を受験されるシニア世代の方への参考になれば幸いです。
目次
2級ボイラー技士 の資格取得をめざした動機
50半ばを過ぎ、定年まであと数年。
年を取ってもいきいきと生きて行くためには、どんな準備をし、どんな行動を取っていけばよいのだろうか?
年を取っても仕事は続けなくてはならないかも
長く生きるだけではなく、健康で充実した生活をしていくために必要なものは?
年金に頼ってはいけない
まず思い浮かぶのはお金のこと。
きれいごとではなく現実的な話として、まず第一に必要なものはお金です。
65歳で仕事をやめ年金オンリーで、果たして夫婦で充実した生活をしていけるだろうか。
家が老築化し、数百万円単位のリフォームが必要になったら。
年金の支給額がドンと減額されたら・・いやいや支給されなくなったら。
これから何があるか分からない。
そんなことを考えていくと、働けるうちは長く働くことが大事だと思うようになりました。
資格は求人のあるものに限る
65歳ばかりか、50歳を過ぎると働く場所は一気になくなります。
少しでも働く機会を増やすために、シニアが手に職(資格)をつけることは最低限の努力だと考えました。
わたしは、収入に直結する資格だけを資格と考えることにしました。
そこでシニア世代に求人がある資格の一つとして、この「2級ボイラー技士」の資格を検討し、取得をめざすことにしました。
第二種電気工事士や危険物取扱者などの資格と合わせて、ビルメンテナンスなどの職種につける可能性が広がります。
2級ボイラー技士 の勉強方法
独学、かつ普段の生活を大きく犠牲にせず取得可能なもの。
これが資格取得をする上での、わたしの方針です。
この方針にもとづいて、勉強方法や勉強時間を考えています。
勉強方法・時間
独学ですから、テキストや問題集などの教材を購入することから勉強が始まります。
使用教材
2級ボイラー技士の試験に関して色々と情報を集めてわかったことは、同じ類の問題が繰り返し出題されるということ。
ならば、過去問を軸にした勉強が合格への適切な方法と考えました。
1. 詳解2級ボイラー技士過去6回問題集
そこで購入したのが、この「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」でした。
調べてみると年明け早々に新年度版が出版されることが分かったのですぐには買わず、それまではテキスト(後述する「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」)で概要をつかむ計画を立てました。
この問題集には、過去6回分・計240問もの問題が掲載されています。
問題集主体で進めるということは、狭い範囲の勉強になりかねないということです。
その欠点を補うために、問題集は1問でも多く掲載されているものがよいとわたしは思います。
また、この問題集の良いところとして、「正解・解説」部分が本体から取り外せる点もあげられます。
問題集は繰り返し解いていくのですが、最初はもちろん、からっきし解けません。
問題を解いたら即、正解・解説を読むことになるので、「正解・解説」が別冊になることは とても便利でした。
2. いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト
購入したテキストは、この「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」です。
このテキストは、わたしが資格取得の参考にしているサイト、「独学のオキテ」でも ’ 長文が苦手な人には、実に読みやすくなっている ’と推奨されている教材でした。
わたしは危険物乙4受験の経験で、数理系の長い文章にはめっぽう弱いことが分かりました。
今回もおそらくそうなるだろうと、できる限り「絵が多い・文章が短い」テキストを選びました。
ボイラー実務未経験者であるわたしは、過去問題集の新版が出るまでにこのテキストを使って、まず ‘ボイラーとは?’という概要をつかむことにしました。
ちなみにこのテキストは、費用を浮かせるために中古本(2019年度版)を買いました。
ボイラー技術がここ数年で劇的な進化を遂げているとは考えづらかったので、古本でも問題ないと考えました。
3. ボイラー図鑑
この図鑑は、試験前には使用していません。
筆記試験後に受講した実技講習で使った教材です。
2級ボイラー技士の勉強は、実務未経験のわたしにとっては常に ’ピンと来ない ’ の連続でした。
’ピンと来ない ’ことを文章やイラストだけで理解していくことの難しさ。
実技講習を受ける際に購入したボイラー図鑑は写真満載で、これが筆記試験勉強中に手元にあったら、もうちょっとピンと来ただろうなぁと思いました。
この図鑑は、実技講習の際には必ず必要になりますから、先に購入しておくのもいいのではないかと思います。
ボイラー図鑑は1,375円(税込・送料別)で一般社団法人 日本ボイラ―協会 図書オンラインショップで購入することができます。
勉強時間
勉強をスタートしたのが、第二種電気工事士の実技試験(12月19日)が終了し、中古のテキストが手元に届いた12月25日。
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50代のわたしが資格を取ることにしました。三つ目の資格として、2級ボイラー技士を選択しました。ビルメンテナンスを仕事をするならば、第二種電気工事士・危険物乙4と合わせて取得することで高齢者の仕事探しに大きな力となりそうです。
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そして、「2級ボイラー技士」の本試験は2月16日。
この約50日の間、平日1~2時間・休日2時間以上の勉強をしました。
日課の早朝ウォーキングの際には、テキストをスマホに撮り入れて「歩き・ながら」勉強をしていました。
机に向かっての勉強は全くなしで、「歩き・ながら」勉強のみという日もありました。
ここまで電工2種・危険物乙4類の試験勉強を経験し、大切なことは【短い時間でも毎日続けること】とわたしは感じていました。
勉強方法
勉強方法は「過去問を解き、必要ならば確認のためにテキストを読み直す」の繰り返し。
最初の1周は時間をかなり取られるのですが、2周目以降はスピードアップして解いて行けますから安心してください。
全体で3回繰り返し、「間違えた」問題はプラス1~2回解きました。
この勉強方法は合格点を取るため
元々 ’ ピンと来ない ’状態で勉強している上に、「過去問中心」の限定的な勉強方法のため、触れたことのない問題にあたるとかなり戸惑う。
パンといきなり出された問題に対処できるだろうか?
文章を変えられたら対応できるだろうか?
それでも「同じ類の問題が出題される」試験ならば、一番有効的な勉強法に違いない。
この勉強方法は、そんな割り切った勉強方法だったと思います。
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「2級ボイラー技士」資格取得を目的に勉強を始め、本日、本試験を受けてきました。手ごたえとしては6割の出来で、試験を終えました。ボイラー実務未経験者のわたしにとってやはり、ボイラーの構造・取り扱いの2科目は最後までとっつきにくいままで終わりました。
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実際、試験の手ごたえは6割程度でしたが、落ちたとは思いませんでした。
試験の結果と実技講習
二級ボイラー技士免許試験の合格率は5~6割と言われていますが、とりあえず1回で合格することができました。
そしてこの筆記試験後、実務未経験者のわたしは、免許申請するために実技講習を受けてきました。(※実技講習は試験前後、どちらでもかまいません)
実技講習の様子に関しては、こちらの記事をごらんください。
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合格後、免状交付までの手続き
合格後の手続きに関しては、以下のものが必要になります。
- 免許申請書
- 免許試験合格通知書
- 実技講習修了証
- 免許証用返信用封筒
- 収入印紙(申請手数料)
- 返信用切手
- 写真(縦30mm×横24mm)
免許申請に必要な書類一式(申請書・返信用封筒)は試験会場で配布していますので、必ず持ち帰ってください。
これを忘れてしまうと、あらためて「都道府県労働局、各労働基準監督署」にてもらうか、厚生労働省のサイトからダウンロードしなくてはいけなくなります。
申請手数料と返送用切手
申請手数料は、1500円。
収入印紙1500円分を購入し、申請書の裏面に貼り付けます。
交付された免状を送ってもらうために、返送用封筒に貼り付ける切手代が404円。
320円切手1枚と84円切手を購入することになります。
ちなみに、返信用封筒には住所や氏名を書く必要はありません。
免許申請書(収入印紙と写真を貼付け)・合格通知書と実技講習修了証(ともに原本)・返信用封筒(切手を貼付け)を大封筒に入れ、簡易書留で都道府県労働局免許証発行センターへ郵送します。
発行に要する時間はタイミングによって違うようですが、今回は1月ちょっとで送られてくるようです。(※時期によっては2か月以上かかるようです。)
2級ボイラー技士の資格を取る!ー まとめ
2級ボイラー技士の試験勉強は、第二種電気工事士の実技試験後休む間もなく始まりました。
- 準備期間50日
- 平日1~2時間、休日2時間以上
- 過去問題集とテキストの2冊を使用
- 過去問を繰り返す解く
この準備期間、勉強方法で、
「2級ボイラー技士」の資格を取得することができました。